占星術×数秘術


ここで採り上げる方は、基本的に生年月日や生まれた場所はわかるけど、生まれた時間がわからない人です。

これまでネイタルチャートを読む人を決めるとき上記データを探すのですが、時間だけはわからないという著名人が多くいました。そんなときはソーラーチャートなどを使って読み解くのですが、これだとハウスやASCにMCといった重要な解読ポイントがわかりません。
その不足分を補えればいいなと思い、数秘術という別の占い方法を用いて、これまで泣く泣く占うのを諦めていた方々の運勢を見てみることにしました。

この内容はメルマガ「じっくり読み解く、あの人の運勢」に書いたものを、掲載から半年後にUPしたものです。

メルマガについては、こちらからどうぞ。


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数秘術について簡単に説明します。

数秘術は、その名の通り数を使って対象者の性質や今後の人生についてなどを解読する方法です。
英語ではNumerology(ヌメロロジー)。これはラテン語で数を意味するNumeralisとかNumerusと、ギリシャ語で言葉や学問を意味するLogosの合成語になります。

その歴史は古く、紀元前6世紀ごろ、数学者ピタゴラスによってその原型が作られました。そこから長い年月を経た19世紀末、アメリカの占い師ミセス・バリエッタによって、現代に通じる数秘術のメソッドが作られます。
その後、彼女の弟子であるジュノー・ジョーダンが、ミセス・バリエッタの理論を、今日私たちが使っている手法へと進化させます。

ミセス・バリエッタよりも前をアリスモロジー時代、そのあとをモダン・ヌメロロジー時代と呼んでいます。

数秘術は生年月日や名前を数字に置き換えて、算出した数字で占います。
占星術のように生まれたときの緯度や経度、時間といった詳細な情報を必要としないため、より多くの人を占うことができます。また占星術ほど広い範囲を見ることはできないものの、「自分の使命とは何か」「人生に何を求めているのか」といった、より心理に迫った内容を扱えるところも特徴と言えます。

数秘術と占星術は基本的には別物ですが、まったく関係がないというわけではありません。サインの性質はルートナンバー(1から9)と相関関係にあると言われています。例えば、黄道12星座の最初のサインであるおひつじ座には積極性や指導力、攻撃的なところがありますが、数秘術においてルートナンバー1にもリーダーシップとか力強さといったキーワードが並びます。


ルートナンバーそれぞれのキーワードは、以下のようなものになります。

1 → 独立、革新、リーダーシップ、独創力、個性、勇気など
2 → 調和、人間関係、思いやり、繊細、そつがないなど
3 → イマジネーション、楽観主義、順応性、社交的など
4 → 形作る、ハードワーク、持久力、真面目、友人や家族の拠り所など
5 → 変化、自由、増進、創意と好奇心、行動力と多様性など
6 → バランス、育てる、奉仕、協力、責任と義務など
7 → 分析、リサーチ、孤独、英知、上品で控えめなど
8 → 権威、財力、ビジネス、成功、野心、組織など
9 → 終わり、ヴィジョン、寛大、カリスマ性、博愛主義など


また、11、22、33といった2ケタのゾロ目の数字のことをマスター・ナンバーと呼びます。このうち重要なのは11と22。それぞれに込められたキーワードは以下になります。

11 → 改良、直観力、メッセンジャー、献身的、先見の明など
22 → 建築、計画性、影響力、具体的な結果を出すなど


算出した数字がこれらのどれに当たり、それぞれの意味から持ち主の性格や考え方、未来や使命などを探ります。


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算出方法は、もちろん何を見るのかで違います。ここでは次の5つの方法を主に見ていくことにします。

・ライフ・パス・ナンバー → その人が持って生まれた性質。それをどこで活かすか
・ディスティニー・ナンバー → その人に与えられた社会的使命
・ソウル・ナンバー → 人生に何を求めているのか
・パーソナリティ・ナンバー → 自分が他人にどう見られているのか
・マチュリティ・ナンバー → 人生の最終地点あるいは最終的な実現力

なお、この5つのナンバーは「ファイブ・コア・ナンバーズ」とか「コズミック・コード(宇宙の暗号)」などと呼ばれています。


各ナンバーの出し方は以下の通りです。

・ライフ・パス・ナンバー → 生年月日をひとつずつに分け、それを足した合計数を、1ケタもしくはマスター・ナンバーになるまで還元する。
・ディスティニー・ナンバー → 誕生時の名前を、下記対応表を見ながら数字化する。その値を1ケタもしくはマスター・ナンバーになるまで還元する。

・ソウル・ナンバー → ディスティニー・ナンバーで名前を数字化したうち、母音だけを加算する。その値が1ケタもしくはマスター・ナンバーになるまで還元する。
・パーソナリティ・ナンバー → ディスティニー・ナンバーで名前を数字化したうち、子音だけを加算する。その値が1ケタもしくはマスター・ナンバーになるまで還元する。
・マスター・ナンバー → ライフ・パス・ナンバーとディスティニー・ナンバーをたす。


なお、各ナンバーへたどり着くひとつ前の数字をコンパウンド・ナンバーと呼びます。
例えば1978年12月26日生まれの場合、1+9+7+8+1+2+2+6=18、1+8=9でライフ・パス・ナンバーは9となりますが、この9は18を分解してできました。この18がライフ・パス・ナンバー9にとってコンパウンド・ナンバーになります。表記は18/9となります。

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