占星術 × 数秘術

能年玲奈さん     3/3ページ     2023.12.01 UP

最初は平穏でも、次第に自分と相手との関係はギクシャクしてくるでしょう。相手側には依存の気持ち、もしくは鬱陶しい思いが出てきそうです。そして自分側、つまり能年さんとしては「こんなにしてあげたのに、お礼のひと言もないわけ!?」といった見返りを求める気持ちや、「もっと、あれもこれもしなくちゃ」といった奉仕精神のコンプリート化、つまり完璧主義なところが浮かび上がってくるようなのです。

相手にしてあげたことが、自身の完璧主義的な性格を満たすためなら、それは相手にとっていい迷惑です。相手の自立心を失わせてしまうほど手を差し延べることは、互いにとってプラスにはなりません。たとえ家族であっても、ほどよい距離を取っているから、関係が長く続くのです。
しかしその一線を、無意識にどうしても越えてしまう。この辺りは太陽がかに座、冥王星がさそり座にいるので、抗うのはなかなか難しいかと思いますが、何でもかんでもやってあげることが育てることではない。ときには相手の成長のためにあえて手を出さない、見守る忍耐強さも育てることなんだ、と自分に言い聞かせるようにしましょう。


ふたつ目は、ひとりの時間を大切にすることです。
能年さんにとってひとり、自分や過去を振り返る時間というのは精神衛生上、とても重要なことと言えます。

・ソウル・ナンバーが7
・冥王星×さそり座
・天王星×海王星がコンジャクション
・水星×天王星、海王星がオポジション
・月がサードクオーター期
・ドラゴンヘッドがいて座、ドラゴンテイルがふたご座

ソウル・ナンバーは魂の欲望がどこにあるかを表します。7という数字には分析とかリサーチ、熟考や孤独といったキーワードがあり、これらのことからソウル・ナンバー7を持つ人は、静寂のなかで興味があることや自身のことについて深く考えるところに人生の目的を設定します。
もしかするとこうしたところは意外で、驚きをもって知る周囲の人もいるかもしれません。人との調和を大事にする能年さんは、普段は明るく活発で、そうした一面は見せていないかもしれないからです。しかしそれは、ひとり内省する時間を別に持っているからこそ発揮できる部分なのです。

考えることは、とても哲学的です。「人はなぜ生きるのか」とか「自分は何を成すために生まれてきたんだろう」といった、答えはシンプルなのにそこへ辿り着くまでの道中が複雑という、ややこしいテーマについて延々と思いにふけることでしょう。
この沼にハマってしまうと、なかなか抜け出せなくなります。行き着いた答えが「何をしてもムダ」とか「やっても意味ないじゃん」といった場合だと、増々そこから這い上がることが難しくなってメンタルが病んでいきます。
そんなときのために、日ごろから話を聞いてくれる人や、自分を沼から引っ張り上げてくれるメンター的な人を作っておくと良さそうです。


最後3つ目は、焦らないことです。

・マチュリティ・ナンバーが1
・月がサードクオーター期
・エレメント「土」に一番多く星が集まっている
・太陽×冥王星がトライン

マチュリティ・ナンバーは人生の最終地点とか、最終的に行使できる能力は何かを表します。このことから、この数字は人生後半に行くに従い重要になってくるナンバーとなります。

能年さんのマチュリティ・ナンバーは1です。この数字を持つ人物には「始まり」や「発端」「革新」など、自分の存在が新しく何かが始まる起点となる未来が待っています。ただこの数字は能年さんの場合、ライフ・パス・ナンバー6、ディスティニー・ナンバー4の合計値で構成されています。
6とか4という数字は「計画的」だとか「手堅さ」、「バランス」や「忠実」といった現状を保つことや着実性を重視する意味を持つことから、能年さんのマチュリティ・ナンバー1にスピード感はまったくないと言えるでしょう。ただでさえマチュリティ・ナンバーの効果は人生後半で活きてくるというのに、そのナンバーの元となる数字がそもそもスローペースを表すのですから、能年さんが起こす改革は相当年齢を重ねた後か、準備に時間がかかるものだと思われます。

サードクオーター期生まれの人は、この準備のなかに試練や困難といったハードな現実が含まれます。
月が下弦から新月までのあいだは、新月から始まる月の一巡に向けて準備に時間を費やすゾーンです。それまでの出来事を振り返り、いるものいらなないものを取捨選択し身辺を綺麗に片付けます。片付けが終わってからが、人生のスタート(新月)になるわけです。

能年さんがそれまでの所属事務所と揉め、本名という芸名を失ったのが2016年。23歳のときでした。このようにサードクオーター期生まれの人は若いときほどトラブルやプレッシャーに見舞われることが多く、「なんで私ばっかりこんな目に遭うの」と悲観的な状況に追い込まれたりします。
しかしその苦しみを乗り越えるだけの忍耐強さとたくましさを持ち合わせているのも、このタイミングで生まれた人の特徴。自分を苦しめたトラブルの数々を知恵や実力に変えて、人生後半に行くに従いその「財産」を活用していくのです。

太陽と冥王星のトラインは打たれ強さを表し、エレメントの「土」は耐久性や計画的な性質をもたらします。これらの要因もあって、どんなに苦しい状況でも耐え抜く辛抱強さが能年さんには備わっていることでしょう。

典型的な大器晩成型と言えます。「若いころの苦労は、人生後半で必ず役に立つから」と前向きに捉え、目の前のタスクを粛々とこなしていってほしいと思います。急ぐとロクなことはなさそうです。

元メジャーリーガーのイチローさんの名言「小さなことを多く重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」を体現する人生になりそうです。


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