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山口達也さん 1/3ページ 2024.04.01 UP
【 メルマガ第58号より(発行:2023.10.01)】
山口さんはアイドルグループ「TOKIO」の元メンバーで、現在はご自身が患っているアルコール依存症について経験を語る活動などを展開されています。
占星術のなかでアルコールは、海王星の管轄です。お酒を飲むと夢心地になる。ハイテンションにもなったりして現実の苦しさから逃げられる。
オフィシャルサイトによると、重症のときは受け入れられるアルコールの限界をとっくに超えた量を摂取していて、ブラックアウト(一時的な記憶喪失)の状態になっていたようです。
そこまでひどかったのであれば、きっと海王星の力が強く働く星回りなのではないか。
そのあたりを気にしながら、ホロスコープを読み解いてみたいと思います。
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まずは、山口さんが生まれたときの海王星がどんな状態だったのかを見てみます。
・海王星×土星がオポジション
・海王星×火星×冥王星が調停
・海王星×キロン×冥王星が調停
・海王星×いて座(4度)
海王星と土星のオポジションは、夢と現実の世界を行ったり来たりする性質を作り出します。海王星には幻想だとか現実逃避といったキーワードが並ぶのに対し、土星には忍耐だとか勤勉といった苦行を強いる言葉たちが、その周りを固めています。
そしてオポジションは、ふたつの星をつなぐ橋。専用通路ができた海王星と土星は、その道を介し互いの性質が行き来し、混ざり合い、影響を与え合い、そして受け合います。
ただ海王星は土星より遠い場所にある星であるため、力量は海王星のほうが勝っています。加えて土星は逆行中でもあるため、海王星のパワーに土星は押されてしまうでしょう。
しかもとても珍しいことに、山口さんが生まれた日、土星はそれまでいた星座をふたご座からおうし座へと移り変えます。
土星は外惑星であるためその動きは遅く、ひとつの星座には約2年3ヶ月ものあいだ滞在します。1度進むのに約1ヶ月。最も動きの速い月であれば、ひとつの星座には約2日半。1度進むのに約2時間しかかかりませんので、土星の歩みがいかに遅いのかというのがわかります。
土星が星座を変えるのは、12時44分。この時間よりも前に生まれていれば土星はふたご座、後であればおうし座となりますが、どちらにしてもこのときの土星は、ふたご座の性質のほうが割合は多いでしょう。
理由はふたつあり、ひとつはそれまで辿ってきた星座がふたご座であるため、その性質を存分に持っていることと、たとえおうし座生まれだったとしても、星が次の星座と接しているのなら、位置する星座の資質はほとんど残っていない状態になるからです。
土星は制限を与える星。これまでいたふたご座が司る知性やコミュニケーション、また移り気といった性質にトラブルを起こしたり、ひねった形でそれらを表現していたことでしょう。
勉強してもその内容が理解できないとか、試験になかなか受からない。それほど知らないことでも知っているどころか得意気に話すといった「知ったかぶり」をしたり。
また土星は恐怖をもたらす星でもあるため、情報に乗り遅れるだとか試験に落ちるといったネガティブな結果は、山口さんに多くの人が感じる以上の強い恐怖を与えます。
逆行していたり居場所がどっちつかずの状態は土星の不安感を煽ることになり、「できない自分」「知らない自分」が露呈することに極端な反応を示します。その気持ちを「橋」の向こう側にいる海王星があやふやにすることで、苦しさから山口さんを解放するのです。
山口さんがお酒に溺れていたのは、土星がもたらす不安定さと現実に対する強い恐怖心から逃れるためだったのではないかと思われます。
海王星の「まやかしの力」は、ほかの星たちのアスペクトにも影響を与えます。
火星と冥王星、キロンと冥王星はそれぞれオポジションの関係ですが、海王星はこれらに対しトラインやセクスタイルの角度を取っています。すると三者は調停というグループアスペクトを組むことになります。
調停は文字通り物事をすり合わせたりして、こんがらがった状態を正常もしくはそれに近い状態にするアスペクト。このこんがらがった状態はオポジションの関係になっているふたつの星が作り出します。いま採り上げている感受点で言うなら火星と冥王星、キロンと冥王星になります。
火星と冥王星のオポジションは自身が取り組むタスクに対して、エネルギーが枯渇するまで徹底的に打ち込まないと気が済まないというか、気力が湧いてこないという矛盾した性質を生み出します。普通はそこまで体力を出し切ったら、精魂尽きて何もする気が起きないものですが、このアスペクトの持ち主は限界まですべてを使い切らないと、むしろ活力が湧いてこないのです。
また、目標やターゲットが明確になったときも、このアスペクトのエネルギーは爆上がりします。火星も冥王星も攻める星ですから、そうした対象物が出現したときほど燃えてしまうのはわかります。
このフルスロットル状態を落ち着かせる役目を担うのが海王星。ただその方法が両者に冷静さを取り戻すよう促すものではなく、幻想を見させる暗幕を上から被せるようなやり方なのです。
確かに、それも火星や冥王星の勢いを抑えるひとつの方法なのかもしれませんが、問題の根本的解決の手段にはなっていません。幻想から覚めれば、再びこのアスペクトのエネルギーは目盛りを上げていきます。
自分のなかにある狂暴極まりない攻撃性に、その身がボロボロになるまで酷使され精神的にも追い詰められたとき、状況を緩和させる方法が幻想を見させること。そんな星の並びを持って生まれてきたのなら苦しいとき、お酒に手を伸ばしてしまったのは無理もないことだったのかもしれません。
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