占星術 × 数秘術

山口達也さん     3/3ページ     2024.04.01 UP

★山口達也さんが生まれた日の月の動き(1972年1月10日)
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山口達也さんが生まれた日の月の動き(1972年1月10日)

さそり座には「自滅」「秘密」「トラウマ」そして「執念」といったキーワードが並びます。すべてのものを隠し、それを墓場まで持っていきます。
闇の世界を支配する冥王星がルーラーなのですから、どの星座よりも暗く何も見えない世界のことを知っています。言ってみれば、真っ暗闇の中こそがさそり座にとってホームグラウンドなのですから、むしろそこに物事を引きずり込んだほうが扱いやすく、落ち着くと思います。

引きずり込むものは、激しく痛んだ自尊心。キズつけたのは自分です。さそり座は、自分で自分をキズつけるところが特徴的。「私って、何をやってもダメだから」と思っていたり声に出す人は、さそり座の性質が表れやすいのかもしれません。

月がさそり座のこうした性質を受け、自己否定の感情を持ちやすい。さらにサードクオーター期生まれであることも考慮すると、山口さんの心はとても繊細で、少しでもダメージが与えられるとそこから一気にメンタルは崩れ、深い闇のなかへ落ちていってしまうことでしょう。
自力で登って来ることは難しく、というか闇の世界のパワーを満タンになるまで取り入れないと、浮上するという選択肢は出てこない気がします。暗闇のなかにいた方が落ち着くのですから。

とは言え、やぱり苦しさを抱えてさ迷う日々は本人に相当のダメージを与え、メンタルを蝕んでいくことは確かです。
自分の力だけで這い上がれないのなら、上げてくれるだけのパワーを持った人を身近に持つこと。気持ちを言い合い聞き合い、キズを舐め合う相手ではなく、多少強引でもいいから自分をその暗闇のなかから外に引っ張り出してくれるくらいの人を持つことが、状況改善の手段になるでしょう。

具体的には、しし座の性質が表れやすい人になるでしょうか。しし座は、さそり座から見て90度前にある星座。ふたつの星座はスクエアの関係になります。
スクエアは想定外の出来事をもたらすアスペクトではあるものの、それは必ずしも悪い方向へ働くものだけとは限りません。問題解決への道へ向かう軌道修正となるパターンもあるのです。

さそり座のエレメントは風。しし座は火と相性はよくないものの、クオリティは共に固定であることから、まったく分かり合えない関係でもありません。固定が象徴する一貫性や安定感などをきっかけに、通じるものがあることを知るでしょう。そして火の勢いの良さに風は次第にその力を取り戻し、相乗効果で炎は一層空高くまで燃え上がるのです。

「しし座のエネルギーが表れやすい人」は一例であって、とにかくそういう「自分を引っ張り上げてくれる人」をひとりでも多く作ることが、心に抱えた重い荷物を少しでも軽くする手段だと言えます。


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このほか、至らない自分が露わになることへの恐怖心や、コントロールが効かなくなるほどの狂暴性の強い攻撃力をどう抑えるか。お酒に頼らない、健全な対処法は何かを探ると、「持ち前の想像力(創造力)を、他者のために活かす」という答えが出てきます。

山口さんのマチュリティ・ナンバーは9です。9はルート・ナンバー最後の数字。終わりを示す数字であるとともに、1から始まったこの一巡が目指したゴールでもあります。この場所に掲げられたミッションを達成するために、これまで8つに分けられたテーマに取り組んできました。

山口さんの場合この9は、ライフ・パス・ナンバー3とディスティニー・ナンバー6で構成されています。
ライフ・パス・ナンバーは、持ち主に備わっている才能や能力を表します。この数字が3の人物には、豊かな想像力(創造力)が与えられています。

おそらく山口さんは、それまで誰も思いつかなかったことを備わっている高いクリエイティブな能力で誕生させ、多くの人々に感動をもたらしてきたことでしょう。常識や慣習に縛られない自由な発想で、実に多くのアイディアを生み出します。海王星の幻想力は、こうした創造的なシーンでこそ活かすべきです。

そしてディスティニー・ナンバーは人生の目的や使命。今世において「しなくてはならないこと」を教えてくれています。この数字が6の人物は、多くの人に奉仕することが宿命です。
困っている人に手を差し伸べる。声を聞く。他人のために体や時間を費やす。そうやって相手が助かることや喜ぶことを自ら進んで行うことが、山口さんに課せられたミッションになります。

これを知ると、山口さんが始めた自身の体験を語る取り組みは、まさにディスティニー・ナンバー6を体現したもののように思えます。実際、このナンバーを持つ人の適職としてはカウンセラーや介護福祉士といった、他者を助ける職業名が並びます。

マチュリティ・ナンバーは、人生の最終地点を表したりもします。その場所が「持ち前の想像力(創造力)を、他者のために活かす」のであれば、その旅は今まさに始まったばかりと言えるのではないでしょうか。

この旅を無事に終えるためには、ひとつ大きな注意点があります。それは「すべてを受け入れること」。
他者はもちろん、自分の過去や質の悪い性質もすべて受け入れ血肉にすること。眼を背けたくなるような悪いことも、自戒の思いで有難く頂戴すること。それはとても苦しい行為かもしれませんが、やらなくてはならないし、やれないこともありません。なぜなら、ルート・ナンバー9には寛大だとか変容といった性質があるからです。

何事も、まずは現状を受け入れるところから始まります。そして原因に辿り着くこと。すべての元となった思考や出来事を受け入れなくては先に進めないし、問題も解決しないからです。

誤った過去を受け入れ、修正し、未来を明るいものにしていく。
過去の過ちが大きければ大きいほど、その修正作業は困難で時間もかかると思います。しかしそれらを乗り越えた先には、達成感や充実感に彩られた濃い景色の未来がきっと待っていることでしょう。


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