占星術 × 数秘術
松本人志さん 2/3ページ 2024.10.01 UP
松本さんが生まれたとき、このうお座には星が1つしかありませんでした。にもかかわらず、この星座が強調されるのは、そのひとつしかない星がキロンだったからです。
キロンは心のキズを表します。その人のトラウマがどこにあるのかを、位置する星座を通して教えてくれます。
松本さんは「受け入れてもらえないこと」にキズを持っているのかもしれません。
拒絶されることの悲しみを知っている。また、受け入れて欲しいと乞う相手のつらい気持ちに共感する力も、ほかの人以上にあるのかもしれません。
そういった人たちを、見捨てておくことなんてできない。そんな強すぎるほどの救済性が、松本さんを「活動休止」という大きなカードを切らせた最大の理由になっているのではないか、と思われます。
うお座の性質が強調されやすくなっている要因は、他にもあります。
海王星はうお座にとってルーラーですが、この星は感情を司る月とオポジションの位置関係になっています。
オポジションは星と星が一直線上にあり、互いの姿をはっきりと確認できるアスペクトです。真っすぐ視線を向けた先、遥か遠くにある星はターゲットであり、自分を映す鏡でもあります。
海王星も犠牲という性質を持っていますが、さらに無制限だとか幻想というキーワードも並びます。可哀想だと思ったら、その先だったり過去のつらさや苦しみを、果てしなく想像してしまうのです。
また海王星には崩壊だとか混乱という性質もあるため、抱いたイメージは自分と他人との境界線を消し、相手の感情が自分のもののように思えます。「相手のキズを癒す=自分のキズも癒す」こととなるのも、結果として自己犠牲を招く要因になっているのです。
海王星と月のオポジション、そしてキロンとおとめ座にある4つの星たちのオポジションは松本さんを中心にクロスし、宇宙に大きな長方形を描いています。
この長方形はミスティックレクタングルというグループアスペクトとなり、持ち主に強大な調整力をもたらします。
ミスティックレクタングルは調停というグループアスペクトをふたつ組み合わせた状態であるため、まさに文字通り問題を解決したり、関係各所のバランスを取る力が抜群に働きます。この力で解決できなければどんな方法で解決すればいいんだ、というほどに。
松本さんはこのミスティックレクタングルが4つ、調停にいたっては14個もあります。ものすごい解決力の持ち主です。この力があれば、今回の騒動もそれなりの結末を迎えることができるでしょう。
しかしこのグループアスペクトを形成する星たちが表す事柄を知った後では、強すぎるほどの調整力は皮肉としか思えなくなります。
この2択を迫られたとき、大概の人は難題と共存する道を選ぶでしょう。自分を犠牲にしても何ひとつ見返りがないのであればなおさら。
しかし松本さんは迷うことなく、自分を捧げます。それもおそらく、あっさりと。
ここにはかに座やうお座、おとめ座やキロンといった、これまでに挙げてきた理由ももちろんあるのですが、これらとはまた別に特筆すべき理由があります。
それは、「終わらせること」に対して執着がない、という考えです。
松本さんのネイタルチャートにはひとつ、とても大きな特徴があります。水星がほぼノーアスペクトなのです。
星が別の感受点と座相を組んでいない場合、ひとり残されたその星のエネルギーはごく限られた範囲内で働くだとか、普段はまったく動かないのに動き出したら止まらない、といった緩急の差がはっきり出るとされるのがノーアスペクトです。
実際にはオーブの関係もあり、純粋に星がノーアスペクト状態であることは少ないのですが、松本さんの場合、生まれた時間によっては水星は月とクインカンクスとなりますが、そのほかはASCやMCと何らかのアスペクトを組んでいなければほかの星の影響は弱く、水星のノーアスペクト状態が色濃くなります。
水星は知性を司ります。その性質が決められたエリア内で発揮されたり、普段はその高い知性を働かせないのに、ここぞという場面になったら全力で稼働させたりします。
また水星はふたご座のルーラーであることから、好奇心が突出して旺盛となり、いろいろなことに興味が湧いたり思いを巡らせます。頭のなかは常に高速回転していることでしょう。
動くとなったら動く。それ以外はまったく動かない。動き続けるにしても、その可動域は限定的。つまり真ん中がないのです。バランスを保つ、ということができないのです。
その性質が水星に表れるということは、考え方が「始める」か「終わる」のどちらかしかない、と読み取れるのです。
バランスを保つ、と言えばてんびん座。てんびん座は、そのシンボルとして描かれている天秤が左右均等になるよう務めるのが使命です。
松本さんのてんびん座には、火星と水星がいます。火星とてんびん座はデトリメントとペリグリンの関係。点数で表せば両者とも-5。とても相性が悪い状態です。
火星は戦う星であり、当然そこに勝利を求めます。しかしてんびん座の力が火星に及ぶと、勝ちを譲ってしまうという、戦士としてはあり得ない行為を取ってしまいます。
そして本当は悔しいのに、表向きには涼しい顔をします。怒りをぶちまけることで場が乱れるのを避けるためです。
どんなときでも平和や平穏を優先する。てんびん座の調和を求める性質が、火星にはネガティブな形でもたらされるのです。
てんびん座には水星もいますが、これは前述した通り。
ほかにも太陽と冥王星がコンジャクションとなっていますが、この組み合わせも、何かと極端な性格を作り出します。