★美空ひばりさんのネイタルチャート
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ネイタルチャート 読み解き結果の解説 (美空ひばりさん)
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美空ひばりさん 1/2ページ 2018.03.01 UP
【 メルマガ第24号より(発行:2018.02.01)】
ひばりさんは、言わずと知れた歌謡界の女王。若干12歳という若さでデビューしたのですが、そのきっかけであったのど自慢大会では、あまりの歌の上手さに合格の鐘を鳴らしてもらえなかったそうです。
飛びぬけて何かが上手いだとかできる人が、妬みややっかみを受けてその行く手を理不尽に阻まれるというのは、いつの時代も同じなんですね。
ちなみにひばりさんは、こういった人生のトラブルに遭いやすい星回りなのですが、しかし同時に、こういった小さなトラブルくらいならめげることなく、むしろ跳ね返すだけの根性がある星回りでもあると思います。
今回ひばりさんのホロスコープを読むうえでポイントに挙げたのは2つ。
ひとつは当然ながら歌(音楽)に適性があったのか。度数の区分で「音楽の度数(各星座23~25度)」というのがありますので、そこに星がどれだけ位置しているかがとりあえずの目印になるでしょう。
もうひとつが、家族運がどうだったか。ひばりさんは歌に一生を捧げた代償であるかのように、育った家族、また自分が築こうとした家庭はとても穏やかと言えるものではなかったようです。(離婚や兄弟とのトラブル、母親との親密過ぎるほどの関係など)また身内に限らず他人との関係でも、時にトラブルになっていたようです。(暴力団とのつながりなど)
そうした人間関係の悪さ加減もはたしてホロスコープに出ているのか。そこら辺も見ていきたいと思います。
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音楽の度数には金星と火星がいました。これだけで適性があるとは思うのですが、ひばりさんの歌が多くの人に受け入れられたのは歌が上手いということももちろんあるのですが、それ以上にその歌詞であったり、歌うことで人々の心の中に情景を思い起こさせるメッセージ性が強かったからではないかと思うのです。
そう読み解いた理由は以下になります。
・ドラゴンヘッドがいて座、ドラゴンテイルがふたご座
・天王星×海王星がトライン
・月×第8ハウス
・水星×第12ハウス
・月×やぎ座
水星は太陽の伝令役とも言われるように、メッセンジャー的役割を表しています。その水星がルーラーであるふたご座といて座がドラゴンポイントで組み合わさることで、伝えるという能力は、いて座のシンボルである矢に乗って放たれがごとく方々へと発揮されるわけです。
第8ハウスは「遺産と死のハウス」なのですが、同時に超常現象や神秘的な部分も表します。そこに潜在意識とか感情といった心情的なキーワードを持つ月がいることで、神秘的な力(「いたこ」のように、この世の者からではない声を聞く能力)を持つ可能性は高いと読み解きました。
第12ハウスも、「表に見えない事柄などを扱う」といった、ちょっとドキッとするような意味を持っています。ここに水星がいるのですから、やはりひばりさんの歌の魅力は単純に上手いというだけでなく、人々の心の中にその人にとって大事な人からのメッセージが届くかのような感覚を与えるから、ではないかと思います。
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ひばりさんの金運の良さは、先ほど書いた第8ハウスと「所有のハウス」である第2ハウスの両方が強調されているからでもあります。
第8ハウスはPOF、そして月と木星が入っています。POF(パートオブフォーチューン)は「天からの贈り物」。人が生まれたとき天から授かった幸福は何かを表しているのですが、第8ハウスは「宝くじなど、棚ボタ的な財や援助に恵まれる」とされているのです。
木星のキーワードは「幸運」「豊富」「膨張」など。吉星である木星がお金をキーワードに持つ第8ハウスにいるのですから、金運が高いのも頷けます。
第2ハウスには冥王星がいます。この冥王星が感受点のなかで二番目に多くアスペクトを取っていることから、第2ハウスの性質も発揮されやすいと読み解きました。(ちなみに、一番多くアスペクトを取っている感受点は火星です)
第8ハウスが人からもらうお金に対し、第2ハウスは自ら稼ぐ場合を表しています。ですので、遺産や宝くじといった受け身の収入があるだけでなく自らもしっかり稼ぐ。また金銭感覚もしっかりしており、得た収入はきちんと確保(所有)できていたのは、この第2ハウスが強調されていたからだと思います。
このほかで金運の良さを表していたのは、以下の状況によります。
・水星×月×海王星のグランドトライン(土)
・天王星×月×海王星のグランドトライン(土)
・天王星×おうし座
・水星、天王星、海王星の度数
グランドトラインがあるんですよ。しかも2つも。
グランドトラインは大吉とされ、エレメントが同じになることからそれぞれ「風のグランドトライン」「火の~」「土の~」「水の~」と呼ばれています。ひばりさんのグランドトラインは2つとも「土」なので、「経済的、物質的に豊かになりやすい」となります。
おうし座は、ハウスでいうところの第2ハウスにあたります。ここに「独創性」とか「探求」といったキーワードを持つ天王星がいることで、これまでにない新しい方法でお金を増やしていこうと考えたりするでしょう。
さらに天王星の度数、そして同じおうし座に位置する水星の度数が共に「行動的になる度数」ですので、おうし座の優れた経済観念は強固なものになります。
堅実なのは星座としておとめ座も挙げられるのですが、ここには海王星がいます。この海王星の度数も「行動的になる度数」なので、もう堅実を通り越して節約家、悪い言い方をすればケチとも思われるほど、財布の紐は固かったのではないでしょうか。
しかし莫大な収入を得て大満足・・・でなかったのは、読み解き結果に書いた通りです。第8ハウスが強調されているということは、その収入源が「遺産と死」であることも示しているのです。
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