★この占い結果は、こちらへ。

<< 前のページへ

ASKAさん　　　　　3/3ページ　　　　　2019.09.01　UP

グランドクロスは波乱を呼ぶプロペラである一方、「4回否定して元に戻る」と言われるように、4回の挫折（スクエア）を経て元に戻るとも捉えることができるため、少しの逆境程度ではへこたれない精神の強さを表します。
Ｔスクエアも、オポジションを作る2つの星に、あいだにある3つ目の星が変化を与える場合もあるとされています。そこから、緊張感が漂う状況もいい方向に変えられる座相とも言われ、なかなか挫折しない人を表します。

ASKAさんのホロスコープにはトラインが一番多くあります。トラインは2つの星が120度の位置にあるアスペクトで、調和を意味します。たとえ困難が訪れても状況を好転させるだけの力が、トラインにはあります。
そのトラインも含まれるグループアスペクトのひとつがミスティックレクタングルです。ミスティックレクタングルは調停が2つ組み合わさった形で4つの星が必要になるため、形成されるのは珍しいことです。そんなグループアスペクトが2つも、ASKAさんのホロスコープにはあります。
ミスティックレクタングルは調停の力が2倍になっているわけですから、ものすごい強力な現状回復力があり、どれだけ大きな困難もこのアスペクトが大抵解決してくれます。

その人の行動の特性を表すクオリティは、「不動」が一番多いです。「不動」はその名の通り、容易には動かない状態を示しており、苦しい時でもじっと耐える気持ちの強さを表します。

火星はやぎ座にいるのですが、その度数が「行動的になる度数」ですので、位置するやぎ座の性質を押し出そうとするでしょう。やぎ座は強靭な精神力と粘り強さを持ち、そう簡単には音（ね）を上げない根性が備わっています。嵐が過ぎるるをひたすら待ちます。
そのやぎ座のルーラーが土星なのですが、土星は相性がいいいて座にいて影響が出やすい度数にもいます。またタームでありフェイスでもあるので、その性質は出やすいでしょう。
土星が司るキーワードのひとつが「忍耐」。土星は時間も管理するので、時を味方にして焦らずじっと風雪に耐えるのです。

耐えることに関しては、おうし座も負けてはいません。おうし座には月がいて、その度数が5度58分と若いので、おうし座の性質も出やすいでしょう。
「不動」「不変」「断固」。おうし座を表すときの言葉は、こうした頑丈な意志を思わせるものばかりです。解説の前の方で「月の影響は出やすいだろう」と書きましたが、その力に押されて属するおうし座の影響も、ASKAさんの人生や性格に大きな影を落としそうです。

相手に深くこだわる性格を作り出している木星とさそり座の組み合わせは、ASKAさんに執念や忍耐力を授けます。ターゲットを絞ったら、それを手に入れるまで決してああらめない執着力があります。また、どんな困難でも克服しようとする芯の強さも持っています。
ASKAさんのどんなことにも屈しない忍耐力は、人生の苦しい状況下において、一番頼りになる部分と言えるでしょう。

　　　　　---------------------------------------------------------

読み解き結果の最初で、「自分の作りたい音楽をじっくり時間をかけて作りながら、毎日を静かに暮らしたいのではないか」と書きました。そういうマイペースで、ひとつのことにずっと取り組める継続力は以下の状況から読み取りました。

【マイペースなところ】
・月×おうし座
・火星×やぎ座
・土星×いて座
・太陽×木星がトライン
・土星×冥王星がトライン
・水星×土星がセクスタイル
・月、火星、木星、土星、冥王星の度数
・ドラゴンヘッドがさそり座、ドラゴンテイルがおうし座
・クオリティで「不動」が一番多い
・ASCがかに座
・土星がターム（+2）
・土星がフェイス（+1）

【持続力があるところ】
・天王星×しし座
・ASC付近に天王星がある
・天王星がアンギュラー
・月、金星、木星の度数
・水星×土星がセクスタイル
・月ば冥王星がトライン
・逆行する星が多い（4個）
・ASCがかに座、MCがおひつじ座
・ドラゴンヘッドがさそり座、ドラゴンテイルがおうし座
・水星、金星、キロンがオーバーロード（みずがめ座）

ドラゴンヘッドは現世のテーマだったり、幸運のありかを示すとされます。つまりASKAさんが心地よい状態を得るには、さそり座の性質を上手く取り入れることがカギとなってきます。
さそり座は強い執着心が相手を束縛してしまう要因となってしまう一方で、その頑なに離れようとしない姿勢は、何かを習得したり究（きわ）めるにはとても役立つ性質とも言えます。ASKAさんは広範囲を浅く知るよりは、ひとつのことをとことん探る方が向いているでしょう。

そのことは、さそり座以外にもいくつか理由があります。ひとつは逆行する星が4つ（木星、天王星、海王星、冥王星）と多めであること。逆行する星が多いほど個性的で、専門職に向くとされます。また「探求」をキーワードに持つ天王星が相性のいいしし座にいたりＡＳＣ付近にある、そしてアンギュラーであることから、その性質は出やすそうです。
こうした要因から、例えば「ギターのテクニックを習得したい」「歌唱力を上げたい」「バラードの世界観を表現し尽くしたい」などといった目標を持ちコミットしたならば、どんなライバルや困難に出会おうが、最終的にゴールテープを切るたった一人の存在になることができるでしょう。

しかしどんなこともその領域にまで辿り着くまでは、相当の根気と時間が必要ですが、ASKAさんはそのふたつを見事に味方にすることができています。
根気強さを表すおうし座には月がいますが、その強い影響力はおうし座を刺激します。またおうし座にはドラゴンテイルもあります。ドラゴンテイルは、エネルギーが流出するポイントだったり、前世からの課題を提示しているとされます。とすれば、ASKAさんの根気良さはもう、生まれる前から決まっていたのかもしれません。
そこに、ひたむきな努力を信条とするやぎ座が加わります。やぎ座にいる火星が「行動的になる度数」のため、やぎ座の性質は出やすいでしょう。才能より努力を重んじるやぎ座は、一歩一歩着実に頂上に向かって登り続けます。

そのやぎ座のルーラーが土星なのですが、土星は時間も司ります。ASKAさんの土星は状態がとてもいいので、時間の援護も受けることができるでしょう。

　　　　　*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆゜・:,。

ということで、ASKAさんの波乱な半生は、生まれたときのホロスコープにばっちり出ていました。
これまでもそういう方のホロスコープは幾つも見てはきましたが、ASKAさんの何が凄いって、どん底状態をじっと耐えたり、そこから這い上がる力が断然強いのです。

逮捕と謹慎期間を経たこれからが、ASKAさんにとって真骨頂。やっと「ずっと作りたかった音楽」に取り組めているのではないでしょうか。

<< 前のページへ

　　★この占い結果は、こちらへ。

SNS