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マーク・ザッカーバーグさん　　　　　4/5ページ　　　　　2021.04.01　UP

さそり座の性質が表れやすい理由は、位置する星の数が多かったリ、その度数が要因であることは前述した通りですが、ほかに見過ごせないポイントとしてアスペクトがあります。
さそり座にいる冥王星とふたご座にいるキロンが、クインカンクスの関係です。クインカンクスには「すり合わせ」や「調整」といった意味があることから、冥王星が司る支配的なところや独裁者となって傍若無人に振る舞いそうな性質は、調整が必要であることを示しています。しかしこの調整作業は困難を極めるでしょう。というのも、調整する相手がキロンだからです。
キロンは心のキズやトラウマを表します。このことからマーク・ザッカーバーグさんは生まれたときから支配的であり、それと同時に、そのことに長いあいだ苦しめられる運命でもあったりするわけです。しかも、クインカンクスはハードアスペクト。自分に支配的なところがあって、それが苦しみの原因だったり、その性質を是正していかなくてはならないということは、おそらくご本人にも自覚はあるのだろうと思います。

さらに言うなら、冥王星はさそり座のルーラーでもあります。ひときわ強く発揮される冥王星の力との闘いは、壮絶を極めることでしょう。

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以上、長々とマーク・ザッカーバーグさんがこだわるもの4つについて書いてきましたが、なぜ彼がこれらに執着するのかと言うと、それらのなかに自分の存在を見つけたかったからではないかと思うのです。

・ドラゴンヘッド×第9ハウス
・ドラゴンテイル×いて座
・第3ハウスに星が3つ以上入っている（月、火星、天王星）
・太陽、キロン×第9ハウス
・第9ハウスにいるキロンが、2番目に多くアスペクトを取っている
・天王星の度数
・太陽×キロンがコンジャクション
・水星×冥王星がオポジション

第9ハウスは「教育のハウス」と呼ばれますが、この教育は大学以上の専門的な学問を表します。第3ハウスが示す幼児期の教育環境との違いは、もっと奥深く難しい問題を扱うところです。宗教とか心理学とか哲学など。
第9ハウスが強調されていると、そうした心理的に深いテーマに興味が向きやすいとされますが、マーク・ザッカーバーグさんの第9ハウスには自分自身を表す太陽や、2番目に多くアスペクトを取っているキロンがいるため、その性質は強く発揮されることでしょう。

加えて、第9ハウスにはドラゴンヘッドもあります。ドラゴンヘッドは今世での生きる目的であったりテーマなどと言われています。つまり、マーク・ザッカーバーグさんにとって生きる意味を求めることは今回の人生においての課題になります。
権力や大金を得たり、自身の考えやパートナーにこだわるのは、課題に対して真摯に取り組んでいる証拠と言えるでしょう。

また、第9ハウスは第10ハウスとともにカルミネイトでもあります。
カルミネイトにある感受点はホロスコープ全体に大きな影響を与えるとされますので、ここにドラゴンヘッドがあるということは、今世を生きるにあたって課せられたテーマは彼のなかで、相当の割合を占めていると言えるのではないでしょうか。

「自分の存在意義は何か？」という深く難しい問題を必死で解こうとするマーク・ザッカーバーグですが、意外と答えはそんなに難しいものではないかもしれないよ、ということも、実は彼のホロスコープは教えてくれています。

マーク・ザッカーバーグさんのドラゴンテイルはいて座にあります。ドラゴンテイルは前世からの宿題だったり、やり残したことです。いて座は楽観的で、物事にこだわりません。興味を持ったことにはすぐ対応。海外に行きたいと思ったら、すぐさま飛行機のチケットを取り飛び立ちます。荷物は最小限。そしてお土産は買いません。欲しかったらまた来ればいいと気軽に考えているからです。
いて座のこうした性質は、ときに痛い目を見る原因にもなりますが、それもまた経験として自身の糧としてしまいます。いて座にとって知識と経験の豊富さが一番の誇りだからです。

マーク・ザッカーバーグさんが生まれたときの星たちは、彼にやたらとしつこさとか重い事柄を背負わせますが、一方で生きるってもっとシンプルな考えでいいんだよ、というメッセージも発信しているようにも受け取れるのです。
読み解き結果の末尾に書いたように、美味しいものを食べたり、ぐっすり寝たり、好きな人の笑顔に嬉しくなる。そんな小さなことひとつひとつが、生きる喜びの根本と考えてもいいのではないでしょうか。

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そうそう。
ホロスコープを読む前に挙げたポイント「固定や安定がキーワードのおうし座生まれの彼のどこに、変化を生む要素があるのか」については、彼の不安定なメンタルが影響していると思われます。

・金星×おうし座
・月、火星、土星、海王星×さそり座
・太陽×月がオポジション
・太陽×火星がオポジション
・月×火星がコンジャクション
・ドラゴンヘッドがふたご座、ドラゴンテイルがいて座
・月、火星、キロンの度数
・月がカデント
・ASCがおとめ座、MCがふたご座
・火星が逆行
・月、火星、天王星×第3ハウス
・金星、冥王星がドミサイル（+5）
・金星がトリプリシティ（+3）
・月がフォール（-4）
・金星×おうし座

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