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マーク・ザッカーバーグさん　　　　　5/5ページ　　　　　2021.04.01　UP

マーク・ザッカーバーグさんのチャートと見ると、星が二手に分かれています。両者の間隔は約180度。つまりオポジションかコンジャクションの多い星の配置と見て取ることができます。
オポジションは星が左右対称の位置関係にあることから、互いがぶつかり合い摩擦が起きるだとか、互いが鏡のような役割を果たすため、己を知る手がかりになったりします。さらにオポジションには、両極端の性質も表すとされています。「さっきまで言ってたことと違うじゃん」みたいに、言うことがコロコロ変わるのは日常茶飯事ですし、ポジティブで満面の笑顔だったのが、次の瞬間には不機嫌になってブスッとしてるなんてことも「あるある」で、周囲の人たちは何かと苦労が多そうです。

マーク・ザッカーバーグさんの太陽と月はオポジションの関係にあります。太陽は活動を、月は感情を表しますが、このふたつが向かい合っていることで、その波が荒れているときと静かなときの差が激しくなり、言っていることと行動にチグハグなシーンが出てきそうです。
しかもマーク・ザッカーバーグさんは太陽と月のオポジション、つまり満月生まれというだけでなく丁度月蝕のタイミングで生まれています。蝕は、心の奥深くに眠っていた性質を引き出す効果があるので、彼のなかに湧き上がってくる感情は自身でも止めることはできないでしょう。

攻撃性や衝動性、自己主張の強さなどを司る火星は、太陽とオポジション、月とはコンジャクションの関係にいます。
太陽とぶつかることで、火星の攻撃性は限度を超えやすくなり、過剰な自己主張をする恐れがあります。月と重なることで感情は刺激され、怒りや責め立てるといった相手を追い詰めたり憎む気持ちが増幅しそうです。また火星は「危険な度数」にもいますので、「衝動」や「激怒」といった火星が持つ性質に対して何かしらのアクシデントも起こりやすくなっています。

さらに言うなら、マーク・ザッカーバーグさんは火星が逆行のときに生まれています。逆行はトラブルの引き金だったり潜在的な弱点とも言われていて、火星の場合は怒ること自体が目的となってしまい、問題の原因や解決方法への思いを見失ってしまいがちになると言われています。
マーク・ザッカーバーグさんの場合、火星の性質はネガティブな形となって色濃く影響を及ぼしそうです。

月はさそり座にいることで、その影響力は現れやすくなっています。またその度数も「危険な度数」と「否定的な影響力の度数」、ハウスの3区分では不調になるとされるカデント、そしてディグニティではフォール（-4）と非常に状態が悪いため、月が象徴する感情面は良くない形で現れる確率がかなり高いでしょう。

ドラゴンヘッドがふたご座、ドラゴンテイルがいて座という組み合わせは、気分の高低差が激しい人物を指摘します。
ふたご座は移り気で、気まぐれな星座。いて座もふたご座に似て落ち着きがなく、本能のままに生きる星座です。そのふたつが、今世のテーマと前世からの課題を示すドラゴンポイントにいるのですから、気分屋な性格はもう宿命づけられたものと言っていいのではないでしょうか。

月、火星、天王星が第3ハウスにいます。第3ハウスは「知識のハウス」と呼ばれ、幼児期の教育環境や知的興味の方向などを示すとされますが、もうひとつ、このハウスが強調されている人物には自分がなく、目的意識が乏しいことがあるかもしれないとも言われています。
第1ハウスは魂の誕生、第2ハウスは第1ハウスで生まれた魂を肉体に定着させます。そして第3ハウスはひとつになった魂と肉体が「表現」という外に対してアクションを起こす段階に入りますが、第3ハウスが強調されすぎていると表現することだけに特化してしまい、内省する感覚が損なわれてしまうのです。これはオポジションの自分を映す鏡がない状態と同じであり、軸がない結果、気分の良し悪しに自分自身が振り回されてしまいます。
マーク・ザッカーバーグさんは第3ハウスに星が3つ入っていますので、こうした自己喪失は起こしやすいと言えるでしょう。

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マーク・ザッカーバーグさんはおうし座生まれですが、その特徴である安定感や固定面は、どうやら自身の考えを通すことに注力していて、精神的な安定への影響力は弱いように思われます。

気分の振り幅が大きいと本人も周りも疲れますが、見方を変えればそれまでの考えや発想には捕らわれにくい、とも言えます。自分の信念にはこだわる一方で、気分屋でもあるという両極端な性格は、しかしマーク・ザッカーバーグさんに新たな視点をもたらすのでしょう。

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