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中田英寿さん　　　　　4/4ページ　　　　　2022.04.01　UP

目的が人生のパートナー探しでないとしても、中田さんと海外は、とても縁のある星回りだと言えます。

・海王星×いて座
・水星、火星×第9ハウス
・海王星の度数
・水星がMC付近にある

第9ハウスはズバリ「外国のハウス」。海外旅行や留学、国際交流などにツキがありそうです。
ここには水星と火星がいますが、水星にも旅行というキーワードがあるだけでなく、言葉やコミュニケーションも司ります。その溢れる才能を駆使することで、世界を股にかけた活動も難なくこなすことができるでしょう。
ただ勢いがあり過ぎて、思わぬ事故やトラブルに巻き込まれそうな暗示をしているのが火星です。
中田さんは人生への熱量は半端なく多いので、つい全力投球してしまいがちですが、前のめり過ぎてつまづいたり転んでしまい、心身ともにケガを負う恐れがあります。

ホロスコープのなかで健康状態を表すのは第6ハウスになりますが、ここには混沌とか衰弱といった意味を持つ天王星と、死や破壊、汚染といった意味を持つ冥王星がいますので、心の病には特段気を付けていたほうがよいでしょう。まして天王星と冥王星はトランスサタニアン。こちらの思惑など関係なく、突然それらはやってきます。
もし危険な状況を察知したら迷わず立ち止まり、少し休むという手段を取るのも、長い人生には必要な時間です。また、五感を満たすのもいい方法です。仕事抜きで、おいしいものを味わう、美しい景色を愛でる、自然の音を聞き心を無にするというのも、デトックスには効果絶大です。

海王星はいて座に位置していますが、いて座はそのシンボルマークの通り、矢のようにあちこち飛んでいくことに喜びを感じます。じっとしていることは苦手です。退屈過ぎると死んでしまいます。変化や面白いことを求めて、常に動き回っています。
その結果、行動範囲はとても広くなり、外国も遠い場所だとは思わなくなります。散歩に出かけるくらいの気軽さで飛行機に飛び乗り、数か国巡って帰ってきます。そしてしばらくしてから、またパスポートを持って出かけます。中田さんにとって「地元」とは日本のことであり、グローバルという考え方は標準装備されているのです。

中田さんが引退発表のブログのタイトルに「旅」という言葉を採り入れたのも、その後世界中を旅したのも、そして今、日本の文化を世界に発信し続けているのも、このいて座を始めとした様々な要因が、彼を地球規模の活躍に導いているのです。
今はコロナ禍で物理的に海外へ出向くことは難しい時期ですが、いつかまた自由に出かけることができるようになったらピュンピュン飛んでいくことでしょう。安定とは無縁の人生に思えますが、中田さんとしては動いているほうが安定なのです。それはまるで自転車のよう。
漕ぎ続けることで自転車は倒れず、前へと進んでいきます。命絶えるその瞬間まで、きっと足を動かすことは止めないでしょう。

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ということで、中田さんが現役引退後、サッカーとの接し方に距離があると感じたのは、上記した広い世界観と、強い自己表現力によるものではないか、というのが私の「読み」です。
その斬新な考えは、とてもサッカーだけでは表現しきれないのです。日本国内だけでは消化しきれないのです。

どんな人も、星の導きに逆らうことはできません。自覚していなくても、無意識のレベルで星が示す通りの考え方や人生を送っていたりします。
その導きに従うことで、自分らしく生きることができる。中田さんはその一例として、とても参考になる方だと思います。

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