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高橋真麻さん　　　　　4/4ページ　　　　　2023.09.01　UP

★高橋真麻さんのネイタルルネーション図
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ギバウスムーン期は、月のエネルギーが満タンになる手前、上昇気流の勢いが一番あるゾーンになります。このタイミングのときに生まれた人は、目標に向かってひたすら努力する人物を表します。
頑張れば、あともう少しで月が満月になるのです。そのあとわずかの隙間を埋めるべく、一心に頑張り続けるのです。

「目指すところは満月」というように目標が明確な場合は、そこに向かって一途に行動するところが真麻さんにはあるでしょう。
しかもただ目標を達成するだけでなく、より効率的に、さらに付加価値まで付けれないかといった質の高さも求めます。単純にただゴールするだけでは満足できないのです。とても向上心があります。

失敗を恐れ、平凡に甘んじていたら、質の高さは得られません。自分が定めたよりレベルの高いゴールに辿り着くべく、真麻さんは未知の世界に果敢に飛び込んでいくことでしょう。そこにトラブルはつきものです。

心の声に素直になればなるほど、比例して問題の数は多くなりますが、それも「革命児」になるためには逃れられない運命なのでしょう。

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これほどまでに人生に嵐を呼ぶ理由がありながら、その嵐をなだめる星回りも持っているのが、真麻さんのホロスコープのすごいところです。

・土星×てんびん座
・太陽×月がトライン
・月×土星がトライン
・太陽×土星、冥王星がコンジャクション
・月×冥王星がトライン
・月、火星×天王星がスクエア
・月×火星がオポジション
・木星×土星がコンジャクション（グレートコンジャクション）
・太陽×木星×土星、冥王星がトリプルコンジャクション
・ASCがやぎ座
・火星が土星の影響を受ける度数
・太陽が行動的になる度数
・土星が星座特有の感覚が強まる度数
・太陽、木星、土星、冥王星がオーバーロード（てんびん座）
・土星がフェイス
・土星がエグザルテーション
・土星がトリプリシティ
・ドラゴンヘッドが第7ハウス

トラインは飛躍や加速といった効果をもたらしますが、それはふたつの星のエネルギーが体内で好循環をしているからです。
真麻さんは顕在意識を表す太陽と潜在意識を表す月がトラインになっていますので、意識している部分と無意識の部分が良いバランスを取っていると思われます。

星でバランスを求めるなら土星でしょう。土星の堅実さは、突飛な行動を取りがちな真麻さんの月を抑える役目を果たしてくれています。

土星はてんびん座にいますが、てんびん座こそバランス感覚に最も優れた星座です。片方のお皿が下に傾いたら、逆側のお皿に重りを乗せて、両方のお皿が水平になる位置まで回復させます。
自身の人生も同じようにするべく、どこかのバランスが崩れたら立て直そうとするでしょう。

ただこの常にバランスを取りたがる性質が、かえって自分を苦しめる要素にもなっているようなのです。

てんびん座は争いを嫌う平和主義者です。いつでもどんなときでも「はいはい」と相手の意向を受け入れます。拒絶することで争いが起こることを避けるため、自分の感情にフタをしてしまうのです。
その結果、自分がどうしたいのかといった意志がわからなくなってしまいます。ここに真麻さんが「自分がない」と感じた理由があります。

抵抗せず黙っていれば、確かに争いは起こらないでしょう。しかしその分ストレスは溜まっていきますし、従順になっている期間が長いほど、次第にその感覚が普通になってしまいます。相手の声を聞き過ぎることは、奴隷になることでもあるのです。

真麻さんはてんびん座生まれであり、太陽とてんびん座の組み合わせは星の影響が表れやすいパターンになるため、平和主義的なところが行き過ぎてしまうでしょう。そのことを自覚していないと、相手に流されてしまいます。

このことが今世でのテーマであることは、ドラゴンヘッドが教えてくれています。
ドラゴンポイントは、その人が生まれたときの黄道（太陽の通り道）と白道（月の通り道）の交点で、月が昇るときの交点をドラゴンヘッド、月が沈むときの交点をドラゴンテイルと呼びます。
ドラゴンヘッドは今世でのテーマや幸福のありかを示し、ドラゴンテイルは前世からの課題やエネルギーの流出ポイントを表します。

真麻さんのドラゴンヘッドは第7ハウスにあります。第7ハウスは、星座ではてんびん座に相当するのです。

ドラゴンヘッドが第7ハウスにある人は調和や相互関係がテーマになる人生と言えます。
調和にしろ相互関係にしろ、どちらも上手く釣り合っていて全体が整っている状態を表します。片方が一方的に押す関係ではありません。

争いが嫌いで、それを避けるために相手の意向に従ってしまうのは調和を取れている関係ではなく、相互関係にもなっていません。平和とは双方の意見を可能な限り実現させていくことであり、片方の意見だけが実現される世界ではないのです。
互いの意見が尊重されない関係なのであれば、争うまでもなく別れればいいだけです。

真麻さんは相手に流されないということも大事ですが、自らもトラブルを起こす星回りであることからすると「周りを巻き込まない」という、まさに調和が取れた人生を目指すのが人生のテーマであるように思います。

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今まで50名ほどのホロスコープを見てきましたが、グレートコンジャクションをネイタルチャートに持っている人と初めて出会いました。
グレートコンジャクションは世の中の流れといったマス（大衆）を対象にして見てきました（半期別星回りで）ので、この座相が個人の人生にはどう働くのかを楽しみに読み解いたところもあります。

感想としては「バランスを取ってくれる」になるでしょうか。吉星である木星と凶星である土星が、互いを補い合うのです。真麻さんのようにトラブルに遭いやすい星回りを持っている人には、とても頼もしいアスペクトとなるでしょう。

この座相の加護は貴重です。その恩恵に感謝しながら、心が赴くままドンドン未来へ向けて歩いていって欲しいと思います。

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