「あの人の未来予想」読み解き結果解説


中川翔子さんの2023年を占う     3/3ページ     2024.06.01 UP

しかも(プ)月は第7ハウスにいるので、相手の方が持っている糸は、それまで中川さんが見たことも聞いたこともない、まったく新しく触れる素材、新しい色で、彼女に驚きと興奮をもたらしそうです。
第7ハウスは「パートナーシップのハウス」。このハウスが強調されている年は、まさに結婚であったり、人生を共に生きたいと思える人物との出会いを予告します。

そのきっかけは共通の趣味だとか、価値観が似ていると思える出来事に遭遇したときになりそうです。というのも、(プ)水星がふたご座にあるから。
読み解き結果のなかで「中川さんに結婚の二文字を意識させた相手は、彼女の好奇心を満たしてくれた人なのかも」と書きました。元々好奇心が旺盛な中川さんがこの年、さらにその欲求を強くするのは、この(プ)水星が自身にとってパワースポットとなるふたご座に滞在しているからです。

ふたご座は、おひつじ座で生まれた魂がおうし座で肉体に宿り、ひとりの人間として物理的にこの世に降り立った状態になります。物を見て触ることのできる肉体を手に入れた魂は、目の前のすべてに興味が沸いて手を伸ばします。まるで「魔の二歳児」のように。
ふたご座はとにかく好奇心が旺盛で、あちこちに意識が飛びます。人だかりを見つけたらそこに駆け寄って状況を確認。戻ってくると、その内容を余すことなく報告してくれるような性質の持ち主です。時々、余計なことまで喋ってしまうのが玉にキズですが、そのフットワークの軽さや頭の回転の速さには感心するものがあります。

水星はふたご座にとってルーラー。似た者同士がその場に居合わせれば、意気投合するのにそう時間はかかりません。
中川さんの「知りたい」という欲求は、人生を共にするパートナーとの出会いという副産物ももたらしてくれるでしょう。


ただ、この(プ)水星をどれだけ手懐けることができるか。どれだけネガティブな方向へ行かせないかが、2023年の中川さんにとって最重要課題になりそうです。

(プ)水星は(プ)ASCとスクエアになります。ASCは始まりを告げる場所であるため、新しい知識の獲得や、新しく出会った人との活発なコミュニケーションの創造を期待させるのですが、両者はハードアスペクトの雄であるスクエアの関係。スクエアは悪運や試練を与える座相とされ、苦しい状況のなかで路線変更を強いられたり、どれを選んでも厳しい選択を迫ってきます。
もしかすると、中川さんにとってはつらいカードを引きざるを得ないシーンが出てくるかもしれません。

水星つながりで言うなら、生まれたときの水星つまり、ずっと中川さんのなかで息づいている水星の動きにも注意したほうが良さそうです。

(ネ)水星は(プ)月とコンジャクションになります。月は感情や気分といった表面的な感覚を表すだけでなく、深層心理や潜在意識といった本人も自覚できない、しかし個人としては核となる部分も司っています。
この年、生まれたときに位置していた水星に(プ)月が重なることで、中川さんの知性や他人との関わり方に大きな変化が訪れることになるでしょう。興味の幅が広がったり、比例して人脈も増加傾向となりそうです。
しかし(プ)月は(ネ)水星とコンジャクションになる前に、(ネ)金星ともコンジャクションになります。金星は、愛と人間関係を表す星。ご自身が持っている愛を大切に育てれば、きっと素敵な仲間たちに囲まれて過ごすことができるでしょう。

ただ、(ネ)水星と金星そして(プ)月が位置する星座は、おひつじ座。ここには(ト)キロンも同居し、この小惑星は(ネ)水星や金星また(プ)月とコンジャクションになります。
キロンは心のキズやトラウマを表す星。そしておひつじ座は、自己(アイデンティティ)を管理します。近年「自己肯定感が持てない」「自分に自信がない」といった声を盛んに耳にしますが、それはキロンがおひつじ座の自尊心を傷つけていることと無関係とは言えないでしょう。

中川さんの場合、こうした効果を生み出すキロンが水星や金星そして月に覆い被さるので、他人との関わり方や愛情、人間関係にキズを持つ可能性が高くなります。
それは自らの失言によるものや、状況や相手の心情から外れたコミュニケーションを取ってしまうせいなのかもしれません。逆に相手の失言にキズついたり、自分の心の領域内に土足でズカズカ入られ、嫌な思いを経験するからなのかもしれません。

水星と金星は内惑星、月とASCは自身を表す最も近しい感受点、そしておひつじ座は黄道12星座の一番最初の星座と、中川さんに苦戦を強いるものたちがすべて「ご近所」にあるものたちばかりであるため、これらの動向や扱い加減による影響は、メンタルにダイレクトに響きやすいでしょう。
逆に上手く扱うことができれば、有益な情報を手に入れられたり、濃厚で良質な人間関係を築けますが、「手綱さばき」を間違えたり甘かったりすると、これらのエネルギーに振り回され、ネガティブな状況を引き寄せてしまう恐れがあります。

もしそのような状態になったら、自身の太陽星座であるおうし座のパワーを借りましょう。おうし座の安定感は、金星に連動しています。まずは、自分のなかにある感性や愛情を大事にすることです。
2023年、おうし座には(プ)金星が位置しています。おうし座と金星はドミサイルの関係ですので、自身の感性や愛情が最大限発揮されるでしょうし、発揮させることがこの年のテーマにもなります。なぜなら、おうし座にはドラゴンヘッドがあるから。

ドラゴンヘッドは今世のテーマであり、幸福のありかを示す場所。元々この場所にドラゴンヘッドを持っていた中川さんは、2023年前半もこの場所にドラゴンヘッドを持つことになります。つまり2023年は今世のテーマに対して彼女なりの答えを得ることになるでしょう。
それは感性と愛情が活きる場所であり、それらを誰かと共有することなのではないかと思われます。その理由は、(プ)金星やおうし座が第8ハウスにかかるから。

第8ハウスは、共有することを信条とするハウス。その性質と金星やおうし座が示す愛情がコラボするということは、「愛する人と時間や日々の出来事など多くのことを共有することで得られる喜びこそが、今世における自身にとっての幸せなのだ」という結論に辿り着くのだろうと思われるからです。

中川さんがご結婚を発表されたのが、2023年4月28日。2023年の前半にそうした慶事を迎えられたのは、「星たちによる導きによるものだ」とか、「星たちが生み出したエネルギーを、上手く汲み取れた結果である」と表現したら、あまりに出来過ぎ、言い過ぎでしょうか。


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