★荒川静香さんの2006年のホロスコープ
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「あの人の未来予想」読み解き結果解説
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荒川静香さんの2006年を占う 2021.08.01 UP
【 メルマガ第42号より(発行:2021.02.01)】
今回未来予想したのは、荒川静香さんの2006年です。
この年、荒川さんはトリノオリンピックで金メダルを獲得しました。日本中が彼女の功績を称え、得意技の名称であった「イナバウアー」がその年の流行語大賞に選ばれたり、エキジビションで使った曲、ケルティック・ウーマンが歌う「ユー・レイズミー・アップ」が大ヒットしたりしました。
今回は、この年の星たちがどんな形で彼女を後押ししたのかを読み解いてみたいと思います。さすがに「金メダル獲得」という具体的な内容は示さないと思いますが。
※文中の略語は、次の意味になります。
(ネ)ネイタルチャートの感受点
(ト)トランジットの感受点
(プ)プログレスの感受点
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2006年は荒川さんにとって新しい世界が始まる一年になりそうです。読み解き結果では、その内容を3つに分けて書いてみました。
【行動範囲】
・(ト)冥王星×いて座
【人間関係】
・(ト)海王星×みずがめ座
・(ト)天王星×うお座
・(プ)金星×みずがめ座
・(プ)太陽×(ネ)天王星がトライン
・(プ)月×(ネ)太陽がコンジャクション
・(ト)海王星×(ネ)金星がコンジャクション
・(ト)冥王星×(ネ)火星がスクエア
・(ト)海王星×(ネ)MCがスクエア
【活躍する場所】
・(ト)土星×しし座
・(ト)海王星×(ネ)MCがスクエア
・(プ)水星×第12ハウス
このなかで何より目を引くのが、(プ)月と(ネ)太陽がコンジャクション、つまり新月状態にあるという点です。
新月は物事が始まるタイミングを表します。月の満ち欠けは新月を起点とし、上弦を経て満月で成就を表し、下弦を過ぎ月の姿が見えなくなり、また新月になり物事が始まる。その始まりの位置に、荒川さんの月と太陽がいるのです。
上記には挙げませんでしたが、荒川さんの(プ)月はルネーション占星術の視点から見れば、バルサミックムーン期に当たります。月の満ち欠けは約29日で一巡するのですが、ルネーション占星術ではこれを8つのブロックに分け、人生のなかで起こる出来事の始まりから最盛期そして終末を表しています。
★荒川静香さんのプログレス・ルネーション図(2006年)
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荒川さんが金メダルを取った2006年は、彼女が25才になる年です。この年は荒川さんにとってバルサミックムーン期となり、物事の成熟期を過ぎ、そこから離れる作業をする段階になります。
「もう潮時かな」と思うことが起こりそうです。ここまでの道のりを思い返し、必要なものだけを残して多くを手放すでしょう。しかし終わりは始まりの始まり、でもあるのです。
いっぽう太陽は、オフィシャルな自分を表します。そこへプライベートを表す月が重なりに行くのです。世間に見せている自分を変えてみようと思うきっかけに出会えたり決意したりするでしょう。そして実際に動き始めるかもしれません。
オフィシャル面で変化がありそうなことは、(プ)太陽と(ネ)天王星のトラインも告げています。
天王星は変化や改革の星。そしてトラインは飛躍や高揚、加速といった意味を持ちます。2006年の荒川さんのホロスコープを見ると、生まれ持った天王星にこの年の太陽が120度の位置に陣取る形になります。
自身のなかにある変化を求める気持ちにオフシャル面の自分が反応するため、誰が見ても明らかなキャリアやポジションの変化がありそうですし、それが彼女を飛躍、高揚させる結果を生むでしょう。
オフィシャルな部分を表すと言えばMCです。MCはホロスコープのなかで一番高い位置にあり、肩書きや客観的な自分、離別などを表します。
この年、荒川さんの(ネ)MCに(ト)海王星がスクエアを取っています。海王星は夢の世界を表します。そしてスクエアは妨害や試練などを表すアスペクト。よって、もしかしたら仕事に関して、方向性を見失うことがあるかもしれません。しかし裏を返せばその出来事は、これまでになかった新しい目標を掲げるきっかけになったりします。
荒川さんの世界が広がる要因は、つながる人の数が大幅に増えることが何よりの特徴です。
(ト)海王星は、みずがめ座にいます。先述したように海王星は夢の世界を表しますが、それは将来叶えたい夢も含まれます。そしてみずがめ座には、群れとか共鳴といったキーワードがあります。荒川さんが持つビジョンに共感した人が、それを実現しようと協力してくれるかもしれません。
みずがめ座には(プ)金星もいます。金星は人間関係を表しますので、ここでも荒川さんの周りに人が集まってくることを予感させるのですが、みずがめ座には博愛主義なところがあるので、特定の誰かと深く付き合うよりは、誰とでも平等に接しようとするでしょう。結果、大多数の人とは浅い付き合いにはなりますが、その分トラブルに巻き込まれることが少ないため、良好な交友関係を複数築くことが可能になるのです。
夢の世界を表す海王星。そして人間関係を表す金星。どうやらこのふたつの星が、荒川さんにとって幸運のカギを握る星になりそうです。
(ト)海王星と(ネ)金星がコンジャクションになっています。海王星は金星のより高次の力を表しますので、両者が重なることで金星が持つ人間関係、魅力、愛や美、馴染みやすさ、平和といった性質が、より強大になって発揮されることでしょう。
さらに海王星には幻想、神秘主義、芸術といったキーワードもあるため、表現力が豊かになり、その魅力に誰もが魅了されてしまいそうです。
ここで言う魅力には当然、性的なものも含まれます。(ト)冥王星と(ネ)火星がスクエアになっていますが、この組み合わせは性的魅力を表します。そんなアスペクトの援護もあり、荒川さんに対して多くの男性が虜になってしまうのではないでしょうか。
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「チャンスや幸福は他人がもたらす」という言葉があるように、こうして広がった人脈から荒川さんはこの年、それまでとは違った世界で活躍したり、物理的にも過去行ったことのない場所へ訪れる機会に恵まれるでしょう。
(ト)冥王星は、いて座にいます。冥王星は自分と外界との境界線であり、自らその境界線を壊そうとします。そしていて座は知識と経験を求め、世界中を旅するサイン。しかも思考がそのまま行動に直結するタイプのため、検討するとか慎重になることはなく、思い立ったら即飛び立つくらいのせっかちさん。このふたつがコラボすることで、やぎ座生まれの荒川さんが持っていた頑固さや忍耐度は壊され、積極性が増したり冒険心に気持ちが揺さぶられるでしょう。
活躍する場所も、芸能やアートの世界、またはメディアといった伝えることを目的とした分野に広がるを見せるのは、(プ)水星が第12ハウスにいる影響などによるものです。水星にはスピーチや雄弁といった、喋ることにまつわる性質があります。第12ハウスは最後のハウスということで、様々な煩悩から解放される段階を表します。
人間の成長を第1ハウスから順に当てはめてみたとき、その完成は第10ハウスで見ることとなり、続く第11ハウスと第12ハウスは魂が肉体から離れ、場所も時間も超えた神や仏のような存在になる段階を表します。つまり、人間には多くの欲がありますが、それらから解放されるのが第12ハウスになるのです。
荒川さんはこの年、私利私欲のために働くのではなく、多くの人のために何かを伝えることを使命としたり、音楽やアートなどで、自分の意思を思う存分表現することができるでしょう。
その活躍を裏で支えるのが、(ト)土星としし座の組み合わせです。
しし座は目立ちたがり屋なサインですが、その性質は土星の否定するところや制限をもたらす力によって抑えられています。非常に相性の悪い両者ですが、唯一双方のエネルギーを昇華できる方法が、個人の枠を超えた何かに持っている力を100%投入できるときになります。言い方を変えれば、個人という小さな単体では処理できないほどの強大な力が、この組み合わせには秘められているということになります。
下手をしたら一生、この力を使うことがないまま終わる人もいるでしょう。個人の枠を超えた何かに持っている力を100%投入できる機会など、そう簡単に誰にでも訪れるものではないからです。しかし荒川さんには、(プ)冥王星が第12ハウスにいるという絶好の機会がやってきています。
ご本人に多くの人たちへメッセージを伝えたいという強い思いがあるなら、もしくは星たちが告げる使命を強く意識できれば、土星としし座が作り出す強大なエネルギーを昇華できるという稀有な体験を味わうことができるでしょう。
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ということで、目覚ましい活躍を見せそうな2006年の荒川さんですが、ひとつだけ注意したいことがあります。それは抱えるエネルギーがあまりに大きすぎて、コントロールがしにくい点です。
・(ト)海王星×(ネ)金星がコンジャクション
・(ト)冥王星×(ネ)火星がスクエア
読み解き結果に書いたように、その大きすぎるエネルギーを放置しておくと、最悪それが自分に暴力事件となって跳ね返ってくる恐れがあります。
海王星は幻想をもたらす惑星です。その星が人間関係や愛などを表す金星と重なり合うことで、芽生え育った気持ちがファンという領域を超え、信者さらにはストーカーといった度を完全に超えた想いを作り出す可能性が高くなります。
また冥王星は破壊や死、火星は攻撃や戦争を表します。そしてスクエアには悪運や妨害、試練といった意味があります。非常に危険なアスペクトです。有り余るエネルギーが顕著になりやすいことを告げているので、その威力に本人だけでなく他人ですら巻き込まれる場合もありそうです。
もし仮にこの力をコントロールできれば、ものすごく強靭な精神力が得られるのですが、(ト)土星としし座という組み合わせもあることですし、それはかなり難しいと思われます。他人が影響を受けるほどですので。
対処法としては、手にする力や影響力は諸刃の剣だと自戒し、うぬぼれることなく一歩一歩足を進めることです。やぎ座生まれの荒川さんですから、冷静さにおいては誰にも負けないでしょう。とは言え、この年はそれまでとは違った状況が次々と展開されていくので、なお一層の自重が求められそうです。
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以上が、荒川さんの2006年星回りの解説になります。やはり星の力が彼女の成功を後押ししていたんだな、と感じました。
他人すら巻き込みかねないほど大きなエネルギーの放出に見舞われるだろうこの2006年でしたが、その後の彼女の動向を見ると、どうやらご自身はこの力の影響に左右されることはなかったようですね。浮いた話とか聞かないので。ということは、強大な力をコントロールできていたのかもしれません。そしてその恩恵として、強靭な精神力を獲得したのかも。
だとしたら、クールビューティという呼び名はフィギアスケーターという一面だけでなく、荒川静香という人間性全体を表す言葉にふさわしいのだと言えるのではないでしょうか。
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