★美空ひばりさん1989年のホロスコープ
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1989年を占う

ひばりさんが亡くなった1989年（平成元年）は、世の中的にも大きな出来事が起こった年でした。

・昭和天皇崩御
・天安門事件
・ベルリンの壁、崩壊
・ルーマニア、チャウシェスク独裁政権、崩壊
・消費税施行
・手塚治虫死去
・公官庁などで週休二日制スタート
・横浜ベイブリッジ、幕張メッセ、葛西臨海水族園開通
・任天堂が「ゲームボーイ」発売

こうして見てみると、何かが崩れる（終わる）ことが多い一年であることがまず目につきます。しかも崩れるものひとつひとつが、国や世界を揺るがすほどとても大きな動きです。
しかしその一方で、新しいことが始まってもいます。この年がこうした「終わりと始まり」の一年であることは当時の星回りにも見て取ることができます。（詳しくはこちらへ）

そんななか、ひばりさん個人にとってこの年はどんな一年だったのか。星たちが形作る様子から見えてきたのは、心身とも非常に追い詰められやすい状態だったのではないか、ということです。
「病魔に襲われ、満身創痍なんだから当然だろう」という声はもっともなのですが、仮にそのことは抜きに見ても精神的に抑圧されたり、身体的にも不調を感じる年だったように見受けられるのです。

どちらかと言うと、精神的ダメージの方が大きいでしょう。具体的には情緒を感じる余裕がなくなり、プレッシャーを感じて緊張度の高い生活が続きそうです。その反動もあって、感情の波が激しく揺れ動きます。少しのことで傷ついたり、逆に感動したり。時には喪失感や孤独感も襲ってきて、精神的にとても不安定な状態にさいなまれるでしょう。
ひばりさんのネイタルチャートを読み解いたとき、私は「相当な試練にも耐えることができる、強靭な精神力と根性が備わっているでしょう」と書きましたが、それだけ強い心を持っているだろうひばりさんですら乗り越えるのが厳しい状況で、いっそそこから逃げ出してしまいたいと思うほど気が弱くなってしまう自分がいたのではないでしょうか。

これほどのメンタルダメージを受けながら、身体的にも不調を感じることがありそうです。不調は全身に及びそうですが、特に腫瘍や水腫といった病気にかかる恐れがあります。

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このようにひばりさんにとって1989年は大変厳しい年なのですが、その裏でこの年は人生の分岐点であったり、ひとつの到達点に至っていることも星たちは告げています。そして新しい希望が生まれたり、チャレンジしたいことがみつかるかもしれません。次のステップに進むタイミングがやってきたようです。
特にこのリスタートのタイミングは、12年に一度しか巡ってこないとても貴重かつパワーあふれるチャンスの時となっています。

ただこの新しい始まりはまだ小さな小さな光でしかなく、これから育っていくという段階です。それよりはとにかく吹き荒れる試練の嵐のほうが凄まじく、それを乗り越えられるかどうかという厳しい状況です。
いいアイディアが浮かんでも手を付けるのは避けた方が賢明ですし、ストレス発散のために大きな買い物をするというのもやめたほうがいいでしょう。散財する可能性を星は告げています。また飲酒や不摂生も注意したいポイントになります。現実逃避の手段として選んでしまいそうなのです。

この年の出来事に呼応するかのように、ひばりさんにとってもこの1989年という一年は、何かの終わりとそして何かの始まりとなる一年になるのではないかと思います。

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