サビアン占星術
このコーナーは、過去ネイタルチャートを読み解いた方のなかから、視点を「度数」に絞って再度そのホロスコープを見てみようという企画です。
ネイタルチャートを読むときも一応度数は見ていたのですが、ここでは「サビアン占星術」で占います。
サビアン占星術は、「感受点が何座の何度に位置しているか」でホロスコープを読み解く方法です。
例えば「土星が、やぎ座にある」と言っても、それがやぎ座の5度なのか23度なのかで、サビアン占星術的には大きな違いになる、という訳です。
サビアン占星術は、あくまでサインをより詳しく読むためのサブシステムであり、母体であるサインが示す意味を超えることはない、とされています。またホロスコープは度数やサインだけでなく、ほかの読み解くポイントを加えて総合的に判断します。
これらの理由から、ここでは再度ネイタルチャートは見るものの、その読み解き結果は書かず、以前書いた読み解き結果に対して、サビアン占星術がどんな風に対応しているかを見ていこうと思います。
なお、読み解き結果は「度数で読み解く」と題しメルマガにて連載しているものを、発行から半年遅れでUPします。
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サビアン占星術について
サビアン占星術は、ひとつのサインをより詳しく知るために研究、提唱された手法です。
1サインは30度ですが、その1度ごとに「サビアンシンボル」というキーワードがついています。そのキーワードが示すものは何かを読み解くことで、度数の真の意味を探ります。
サビアンシンボルは、女性詩人エリス・フィーラーによるチャネリング(「チャネラー」と呼ばれる霊媒師が、霊的な第三者と交信して情報を受け取り、それを相談者に伝える行為)を通じて考案されたものであるため、詩文で書かれています。
しかし考案された時代や地域の特性、また詩文という独特の言葉遣いを考慮すると、文章にある言葉をそのまま真に受けても、意味を理解することはできません。
イメージをし、理解する感じです。
サビアンシンボルに0度はなく、1度からスタートします。
通常の度数に1を足した数字が、サビアン占星術で使われる度数となります。
★サビアンシンボルで使われる度数
(拡大画像はこちら)
見るポイントは、太陽から冥王星までの10天体とASCそれにMCを加えた、合計12個の感受点の度数を見ます。
度数は位置するそのサインの度数、次に180度向かいにあるサインの度数、さらに両サイド90度にあるサインの度数(場合によっては120度もある)です。加えてそのサイン全体が示すこと、また5度ずつに区切った計6つのグループのうち感受点がどのグループに属しているのか、最後に前後1度のサビアンシンボルも見ます。
詳しくは、松村潔著「サビアン占星術」をご覧ください。
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