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そういう意味からこのサビアンシンボルは「予期されなかった」と不測の事態を表現しているのですが、福山さんはおとめ座25度、みずがめ座17度、そしてさそり座21度と意志表明をはっきりと行うサビアンシンボルを3つも持っているので、破壊力に自覚がないということはないでしょう。むしろその破壊力を自身が有益になるよう、使いこなせるはずです。
時は風の時代。その始まりは、ちょうどこのみずがめ座で起こりました。
既存のものが壊れ、場所にとらわれない。福山さんのようにそうやって変化することを自ら積極的に取り入れる人は、きっと思い描いた生き方を手にすることができるでしょう。
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おとめ座25度のサビアンシンボルの説明のなかで、「ほかのサインの25度は、決別宣言なんてまずしない」と書きましたが、はたして本当にそうなのでしょうか。
福山さんのASCは、いて座の25度にあります。この位置のサビアンシンボルは「玩具の馬に乗っている小太りの少年」です。
少年は太ってしまうほど食べ物に恵まれていて、おもちゃの馬を与えてもらえるほど、裕福な家庭で暮らしています。これはいて座のパワーがMAX状態であることを表しています。
少年は最初、このおもちゃの馬にただ乗っているだけでした。そのうち馬の頭に乗ったり首にぶら下がるなど、いろんな遊び方を試します。そうやって、このおもちゃの馬を徹底的に使いこなそうとします。
これは手に入れたものをアレンジしている姿です。おもちゃの馬は、いて座そのもの。つまりいて座25度は手に入れたフルパワーの自身の性質を、ここで存分に味わおうとするのです。おとめ座25度の決別宣言とは、ほぼ真逆の状態です。
これが多くのサインの25度の姿であり、おとめ座25度がいかに特殊なのかがわかります。
おとめ座25度といて座25度両方のサビアンシンボルを持っているということは、福山さんは引退時はスパッと辞めるけど、それまでは手に入れた力や状況を目いっぱい楽しむだろうと思います。しかもただ楽しむだけでなく、自分なりの工夫を加えて、楽しみを2倍にも3倍にもできる応用力があるでしょう。少年がおもちゃの馬の乗り方をいろいろ変えたように。
このことは福山さんのネイタルチャートを読み解いたときに書いた、器用さや探求心の深さに通じそうです。
ちなみに、いて座25度のサビアンシンボルは、奥さまである吹石一恵さんも持っています。
おそらくおふたりは、多くのものを広く浅くよりは、ひとつひとつを深く楽しむという価値観で一致していると思われます。
そのことは、MCが位置するてんびん座12度のサビアンシンボル「鉱山から出てくる炭鉱労働者」に、よく表れています。
炭鉱労働者は、暗く狭い坑道を奥へ奥へと入っていきます。そこは空気も悪く、快適とは真逆の環境です。しかし坑夫たちは鉱山の奥深くに眠る「お宝」を手に入れるため、身の危険を感じながらも、先へ先へと進んで行きます。
鉱山は、興味の対象物を指します。そこに穴を開け道を作り奥へと進んでいく様子は、まさしく興味の対象物を深く追求していく姿そのものです。
このサビアンシンボルは、そうした性質を持つ人物であることを物語っています。と同時にもうひとつ、いずれその価値が尊ばれることを確信し、今はまだ原石のうちに優れた対象物を見つけ出す先見の明を持つ人物であることも表しているのです。
鉱山から掘り出された鉱石のほとんどは、磨いたり削ったりしないとその美しい色は見えてこないし、輝きもしません。むしろ「これが?」と疑ってしまうくらい、地中から出てきたときの姿は、ただの石にしか見えません。その石を洗ったり磨いたりしていくうちに、宝石としての鮮やかさそして価値が出てきます。
福山さんは何か興味を持ったものを深く調べてみようと考えたとき、知的探求心がうずくからだけでなく、それがいつか自分にとって大きな助けになったり、役に立つと見込んでから取り組むのではないでしょうか。
例えばギターとか写真(カメラ)などですが、それぞれの勉強を始めたときは好きとか面白いだけでなく、「将来、これを仕事にしたり活かしたい」という目標もあったと思うのです。
最初は全然上手くいかないときもあったでしょう。しかし「これは絶対、役に立つ!」「これを仕事にする!」という強い思いがあったからこそ、めげずに少しずつ学んでいき、そして今、立てた目標を叶えているのではないでしょうか。
自分のなかに生まれたギターや写真といった「原石」を、長い時間をかけ削ったり磨いたりした結果、それぞれがまばゆい光を放つ宝石となったのです。
おそらく、「これは将来、自分にとって宝石になる」ものと出会った瞬間、体に稲妻が走ると思います。「これだ!」と。そしてその感覚を、絶対的に信じていることでしょう。
強い知的探求心を満たすため、時間も労力も惜しまず費やすところは、土星が位置するおひつじ座21度のサビアンシンボルに、よく表れています。
そのタイトルは「リングに上がる拳闘士」。戦う準備ができた拳闘士がリングに上がり、いよいよこれから試合が始まるぞと、会場が盛り上がる瞬間です。
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