★福山雅治さんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。
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てんびん座にとって、こうした仲間と過ごす時間はとても大切です。というのも、てんびん座は他人と交流することでしか自我を作ることができないから。同じ出来事を経験し、同じ時間を過ごすことで、夢や希望そして理想などの思いを共有することで、「自分は何者であるか」「この先、そう生きていけばいいのか」といった目標を定めるのです。
キャンプファイヤーはただの大きなたき火ではなく、てんびん座にとっては仲間との絆や自身が目指す理想の象徴なのです。
福山さんも「こういう雰囲気の曲を作りたい」「こういう感じのステージにしたい」といった思いを仲間と語り合いながら作ってきたことでしょう。燃え上がるキャンプファイヤーを何本も見てきたはずです。
ただ視点を変えれば、これらのキャンプファイヤーは燃え上がれば燃え上がるほど、囲む人間の外側は暗闇に深く支配されます。
暗闇は部外者を表現しています。福山さんの位置からは暗闇にいる人、つまり部外者の姿を確認することはできません。むしろそれだけ仲間たちの顔が良く見えるということです。そんな限られた状況にさらされると、仲間意識は一層厚いものとなります。
これは他者の心と近過ぎる状況を生みやすく、それゆえ時にトラブルを引き起こす原因にもなります。
てんびん座4度のサビアンシンボルは、他人との共同作業が幸福をもたらすこともあれば、トラブルも引き寄せかねないという明暗両方のメッセージを持っているのです。
相手との距離が近過ぎてトラブルが起きやすいというのをもっと露骨に教えてくれているのが、海王星がいるさそり座29度のサビアンシンボル「首長に自分の子供たちの命ごいをするインディアンの女性」です。
29度は、位置するサイン最後の度数。この度数が過ぎれば、次は異なるサインです。この段階になると位置するサインの性質はほとんど残っておらず、次のサインの性質がどんどん流れ込んできています。
しかしさそり座だけは例外。いつまでもさそり座の性質が残ったまま、なかなか離れていかないのです。これはさそり座が相手と一体化することが目的のサインで、その目的が達成されているさそり座は、あまりに相手と一体化し過ぎて、離れることがとても困難になっている状態のせいなのです。
悪戦苦闘しながら、なんとかさそり座から離れる作業に精を出すのですが、頑張れば頑張るほど、かえって人を引き寄せてしまいます。それまで散々人にまとわりついてきたために、このころになると自分の周りに人が集まって来るようになってしまうのです。それはまるで、インディアンの首長が拒否しているのに、懸命に命ごいをする部族の女性のように。
福山さんはこれまで多くの作品を残されてきましたが、その裏では関係者との気持ちのもつれが幾つもあったのではないでしょうか。もしくはプライベートで、多くの女性にまとわりつかれるとか。
ネイタルチャートにも、「恋愛は複数の女性と楽しむスタイルを取るタイプ」と出ていますので、その代償として「もう別れたいのに別れられない」といった恋愛関係のいざこざを何度も経験してきたように思われます。
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ネイタルチャートの読み解き結果には、何でも器用にこなしてしまう福山さんの唯一の弱点とも言えるところは、「同情心の薄さ」ではないか、と書きました。
「かわいそう」「大変だね」といった、相手の気持ちに寄り添うことに少し抵抗感があるようです。これは感情に流されない強い意志があるというよりは、どう寄り添っていいのかがわからないという理由のほうが近いでしょう。
そんなところは、金星が位置するサビアンシンボルにも表れていました。
金星は、おひつじ座4度にいます。この位置のサビアンシンボルは「隔離された歩道を歩く二人の恋人」です。
おひつじ座は黄道12星座のなかで、一番始めのサインです。ここでまず命が誕生します。そしてその命を育てながら、次のおうし座でその命を肉体に宿らせます。誕生した命はまっさらで、何にも染まっていません。そのため誰かが呼べば素直に向かってしまうし、右へ行けと言われたら右に行く純粋さがあります。
しかしこの4度で命は、個人としての生き方を模索し始めるのです。それは自我の誕生を意味しています。
どうすれば個人としての立場を確立できるか。考えた末に取った行為が「恋人を作る」でした。
恋人という存在は、ターゲットがその人ひとりだけです。そしてその特別な存在に対して自分をさらけだしていくことは、個人の確立にはもってこいの施策になります。互いにとって自分だけに注目してもらうということは、ほかの誰かと同じ性格では自分を選ぶ理由になりません。つまり恋人を作るということは、ほかの誰でもない自分になれるのです。
しかしこの度数の段階では、個人の確立はまだ始まったばかり。それは付き合い始めた恋人たちのようにぎこちなく、また周りに公表するにもためらいがあります。誰の目にも止まらない隔たれた歩道を、初々しいふたりはひっそりと歩いていくのです。
このぎこちなさは、福山さんの「どう寄り添っていいのかがわからない」という、対人関係における戸惑いに通じるものがあるのではないでしょうか。
付き合い始めたはいいけど、どこまで突っ込んでいいのか、どこまで自分をさらけだしていいのかがわからない。でも、相手ともっと深くつながりたい。そういう出来立てホヤホヤのカップルのような新鮮さが、福山さんのなかにあるように感じます。
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福山さんは、第1から第6グループまでのすべてに星があります。そんなバランスが取れた星の配置も、器用さにつながっているのではないでしょうか。
今回サビアンシンボルを読み解いていて強く感じたのは、武士のような潔さ。
月と冥王星がいる、おとめ座25度「半旗として掲げられた旗」は、実は神田沙也加さんもASCに持っています。そのことに改めて気づいたのが昨年末、福山さんのサビアンシンボルを読み解く準備をしていたときでした。
神田さんも福山さんも、おそらく自分に対してとても厳しいんだと思います。だからこそ、それ相応の立場を獲得することができたのでしょう。
福山さんは第5グループ、特に最後の25度に3つも感受点が集まっています。25度は、位置するサインのパワーが最も強く放出される段階。
強い星たちのエネルギーが、これからも福山さんを後押ししてくれることでしょう。
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