★荒川静香さんのネイタルチャートの読み解き結果は、こちらをご覧ください。
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そういった諸々を考慮し熟考の末、それでもオリンピック出場とか金メダルを取ると決めたのなら、荒川さんにはその夢の実現に向けて一直線に走っていく一途さが、心のなかに宿っているようです。
木星がいるさそり座6度のサビアンシンボルは「ゴールドラッシュ」です。
ゴールドラッシュは19世紀の半ばにアメリカのカリフォルニア州で起こった、金産地に多くの人が殺到した現象を表しますが、荒川さんのなかにも「これが金だ」と定めたものに対して、ちょっと妄信的にそれを追いかける性質がありそうです。
さそり座は、他者と一体化することが目的の星座ですが、この6度の前の1から5度が属する第1グループの段階では、その目的を果たすことができませんでした。他者の意思に拒絶されたり、現実の壁に行く手を阻まれたためです。
そこでこの6度も含む第2グループでは、超えられなかったそれらの障害物を超えようと、少々強引な手段に出るのです。
カリフォルニア州へ向かった人たちは、生まれ故郷や家族といった、それまで大切にしてきたものたちを捨ててまで金を求めました。その過程において、人によっては家族の反対に遭ったり、それまで住んでいた家を売るなど、もう後がない状況を自ら作り出してまで金産地へ向かったかもしれません。その姿はまさに、金の亡者そのものです。
そうやって人もモノもすべて捨てて、金を手に入れるというただひとつの目的に全エネルギーを注ぐ。その一途さ、執着心の深さや強さ、そして第1グループのときには果たせなかった他者との一体化にここから本格的に取り組むというさそり座の真骨頂が、いよいよ展開されていくのです。
そんな性質があるサビアンシンボルを持っているのですから、荒川さんが金メダルを取れたのはもう、「そういう星の下に生まれたから」としか言いようがありません。
金メダルを取る。そのためだけに、ほかのすべてを放棄するということですから。
ただこのサビアンシンボルには目的達成に一点集中するあまり、他者への配慮が欠落するという弊害がもたらされる可能性も含まれていますので、そのあたりの性質が出ないよう注意が必要になりそうです。
すべてを捨てて金産地へ向かった以上は、何が何でも金を掘り当てなくてはなりません。そのためには体力はもちろん、それなりの所持金も必要ですし、宿に泊まったりレストランで食事もすることになったりと、それぞれの場所で思った以上の人の世話になります。
荒川さんのように「オリンピックに出る」「金メダルを取る」と明言してもおかしくないほどのハイレベルな選手であれば、関係するトレーナーやドクターなども高いスキルを持った人が要求されるでしょう。
自分に合う人は、どんな人か。どんな人と組めば、オリンピックで金メダルを取れるのか。そんな難しい課題も荒川さんなら身事クリアすることができ、最高の人事配置を手に入れることができそうです。
荒川さんが生まれたとき、MCはさそり座の13度にありました。この位置のサビアンシンボルは「実験をしている発明家」です。
発明とは既存のものをあれこれ組み合わせを変えていくことで、それまでにはなかったものを生み出すことを指します。AとB、BとC、はたまたAとCなど。その繰り返しのなかでひとつ、想像以上の効果が得られる組み合わせが生まれたとき、それはやがて世の中に革命を起こしていきます。
この度数を持つ人物は、革命が起こるほどのアイディアを生み出す組み合わせを作るセンスが抜群に優れていることを表しています。
さそり座のミッションは「相手と一体化することだ」とはすでに何度も書いていますが、だからと言ってその相手が誰でもいいわけではありません。自分のすべてを理解してくれることはもちろん、よりレベルの高い人であることも必須条件です。いつの時代も何だかんだ言って美男美女や高学歴、高収入に高役職といった人たちに世間の注目が集まるのと同じです。
さそり座はそういったハイレベルな人たちのなかから、さらに自分にマッチする人たちを厳選し、彼らとの一体化を試みるのです。
ここで人選を間違えたら、大変なこと。メンバーの顔触れによってその後の自分が社会のなかでどれだけの影響力を伸ばせられるか、どれだけの権力を握れるかが決まるのですから。
完璧なさそり座になるためには、最高のメンバーが必要なのです。
さそり座にとって要となるこの目利きの能力が荒川さんには備わっているのですから、高確率で自分に一番有利に働く人材を集めることができるでしょう。
彼女のネイタルチャートを読み解いたとき「周囲の人たちからバックアップしてもらえる」「人気運が高い」と書いた理由がここにもありました。まして社会的ポジションを表すとされるMCがこの位置にあるのですから、荒川さんの成功は集まった最強メンバーの協力によって成し遂げられることが明確化されているも同然です。
最高のメンバーとともに、最高の結果を得られる。荒川さんにはそのために必要な戦略が立てられたり、目利きの能力も備わっているでしょう。
こうして選び抜いたメンバーと共に金メダル獲得に向けて動き出す荒川さんですが、その道のりは当然ながら険しいものです。
自身のレベル向上に励みつつ、ライバルとの戦いにも勝っていかなくてはなりません。さらに試合の日程も決まっているのですから、そこから逆算して何をどのレベルまで上げるのかなど、やることは山積みです。
身体的そして心理的にも非常にハードな毎日でしょうが、荒川さんはそういった状況をむしろ面白く感じながらタスクをこなしているのではないでしょうか。
と言うのは、彼女がいて座3度のサビアンシンボルを持っているから。この位置のサビアンシンボルは、戦況が厳しくなればなるほどどんな戦略を取ればいいのか、頭を回転させることに悦びを感じるタイプを表しているからです。
「チェスをする二人の男」。これがいて座3度のサビアンシンボルです。チェスは将棋の西洋版みたいなもので、刻々と変わる戦況に柔軟に対応しながら勝利を目指すゲームです。
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