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時代の移り変わりを敏感に察知して、ご自身の活動スタイルを柔軟に変えられるところは、ASCが位置するいて座24度のサビアンシンボルも表しています。
「家のドアにとまっている青い鳥」。これがそのシンボル名です。
このなかの「家」は、いて座にとってミッション達成の証になります。
実はいて座のここまでの道のりは、挫折とそこから立ち上がるまでの苦難の旅路でした。
いて座はハイレベルの知性の持ち主。そしてその能力を多くの人たちに役立てたいと考え、実際にアピールしてみました。しかしいて座の知性は世の中の人にとってあまりに高尚過ぎたり時期尚早で、理解することができませんでした。自身の性質を受け入れてもらえなかったいて座は、活動範囲をごく限られた数名程度のなかでだけ披露することにします。
そんなとき、いて座に救いの手を差し延べたのが、ふたご座です。
いて座の正面に位置するふたご座は、星座の真ん中過ぎ16度でいて座のなかに入ってきます。ふたご座の得意技は、類稀なるコミュニケーション力と圧倒的な語彙の豊富さ。あらゆる言葉を駆使し、ひとりまたひとりに声をかけることで、自分の周りに人を集めます。そんなふたご座の侵入はいて座にとって、自身が持つ高度な知識をみんながわかりやすい言葉に変換できる力を手に入れた瞬間だったのです。
大抵の星座では、対向する星座の侵入は、それまでの自分に大きなダメージを与えるものです。しかしいて座の場合は、自身の性質にはなかった部分を補完する出来事となるのです。
24度は、6つあるグループのうち5番目のグループに属します。ここはその星座が掲げていたミッションが見事達成するゾーンになります。いて座24度のサビアンシンボルにある家とは、他者との関係作りに失敗したいて座が再び関係の構築を図り、見事成功した証を家に例えたものです。
家が完成するまでには基礎を作り柱を立てて・・・といった工程だけでなく、資金繰りや手続きといったいくつもの関門を乗り越える必要があります。それらをひとつずつ片付け、ついに家が出来上がったのです。
しかもこの家のドアには青い鳥がとまっています。「幸せの青い鳥」と言うように、この幸運の使者は「開かれたビジョン」だとか「未来への啓示」といった、明るく楽しい未来の訪れを予感させます。
さらにこの青い鳥は、家のドアや窓すべてを全開にさせ、出入りが自由にできるようにもしています。
いて座は家という成果を手に入れましたが、そのなかでじっとしているつもりはありません。あちこち出かけたり、逆にこの家に人が遊びに来たりもします。それは昔、自分の考えが理解されず引きこもったときとは違います。
「どんな意見や考えも聞くんだ」という、考え方をガラリと変えた姿を表しているのです。
いて座のエレメントは「火」、クオリティは「柔軟」です。火のエレメントは、持ち主に挑戦する気持ちや積極性を授けてくれます。その「火力」を時と場合によって強火にしたり弱火にできるのが、柔軟最大の特徴。
一度火加減を設定したら変えられない「固定」や、変更はできるけど状況にそぐわない火力を出してしまい、鍋を焦がしてしまうような「活動」とは違います。さっと火を通したい程度だったら中火、味を具材の奥までしっかりしみ込ませたかったら弱火というように、シーンに合わせた火加減を適切に行い、料理を美味しく完成させることができるのが柔軟の長所になるのです。
さんまさんが活動の場をテレビから舞台へと幅を広げたのは、これからのエンターテインメントはリアルにお客さまと会い、そのお客さまが演目内容はもちろん、会場の雰囲気や行き帰りの工程までのすべてを肌で体験することが重要になってくると感じたからではないでしょうか。
話を聞くだけ、姿を見るだけならインターネットで十分、になったからです。
さそり座の強い執着心がある一方で、いて座のこうした柔軟な対応も取れるところが、さんまさんをいつまでも偉大なエンターテイナーにさせている要因なのかもしれません。
さんまさんのなかにあるいて座のハイレベルな知性を私たちが知ることが出来たのは、ふたご座の抜群のコミュニケーション能力と言葉のレパートリーの多さでした。このふたご座のエネルギーはさんまさんのなかにどのくらいあって、どのくらい強いものなのでしょうか。
水星が位置するふたご座21度のサビアンシンボルは「労働者のデモ」です。
デモは、組織に対する抗議を、街中を集団で練り歩くことで表明する行為。参加者は横断幕を持ったりプラカードを掲げたりしながら叫んだり、ときには抗議する対象に向かってシュプレヒコールを上げたりもします。そこには怒りだけでなく、現状が変わらない悲しさや虚しさといった感情も入り混じり、それらがひとつの塊となって強大化し、外側に向かって激しく発散されています。
つまりこのサビアンシンボルを持つ人物は、位置する星座の性質が最大限に発揮される星回りであることを物語っているのです。
21度は第5グループ最初の度数。自身の弱点が克服された後の「星座の本当の力」が、ここで開花します。
ふたご座の弱点とは、集団に対して効果のあるアピールをできないところでした。
黄道12星座の前半6星座は、自身を育成するゾーン。後半6星座は、育んだその力を外界で活かすゾーン。ふたご座は前半6星座の前から3番目に位置し、12星座を巡る旅もまだ初期のころにいます。
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