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明石家さんまさん     5/7ページ     2023.12.01 UP

おひつじ座で生まれた魂がおうし座で肉体に宿り、ひとつになった心と体は、ふたご座で自身の能力を発展させるべく行動を起こします。しかしそこに周囲の状況を鑑みるだとか、他者に配慮するといった外側に向いた視点はありません。それはふたご座が自身を育成するという大枠のなかにいるから。自分以外のものに気を遣うという発想自体が、ふたご座のなかには存在しないのです。
よって、ふたご座が起こす行動は極めて利己的で、取った行動の結果が自分にとって有利に働くかどうかが、すべてにおいての判断基準になります。

そんなふたご座が、デモを起こしている。デモは志を同じにする者が何十人何百人と集まって、共有するひとつの答えを得るために起こす行動。世界に自分しかいなかったふたご座が取る行動では絶対ありません。
しかしむしろそれこそが、ふたご座の性質を最大限発揮している姿である、と。これはどういうことなのでしょうか。

謎を解くカギは、いて座にあります。いて座はふたご座の真正面にいる星座。度数の半分まで来たとき、このいて座の侵入を受けたふたご座は、自身のなかにいて座が持つ高い知性とそれを集団のなかで活かせる力が入ってきたことを実感します。

いて座24度のサビアンシンボル「家のドアに止まっている青い鳥」の読み解きで書いたように、いて座はハイレベルな知性の持ち主でしたが、それを周囲の人たちにわかりやすく説明する力に劣っていました。その弱点を救ったのが、ふたご座。ふたご座の類稀なるコミュニケーション能力と圧倒的な語彙力が、いて座が持つ高い知性を世の中の人々に知らせることに役立ったのです。
この完成されたいて座の能力がふたご座に入ってきたことで、「ほかの人たちと何かをする」という、他者や周りの状況を意識するという視点を手に入れることができたのでした。
しかもふたご座が起こす行動はより具体的なので(おうし座で身体性を手に入れた人間は、体を動かしたり何かに触れることで得られる感覚を、行動を起こすきっかけとしているため)、デモといった誰が見ても明らかでわかりやすい意思表示をすることが多いのです。つまりさんまさんは、ふたご座それに侵入してきたいて座の性質がはっきりとわかる形で表れやすいと言えるのです。

さらに付け加えるなら、ふたご座21度にいる星は水星。ふたご座と水星という組み合わせはドミサイルになるので、さんまさんが持つ知性やコミュニケーション力、そして言葉の豊富さや巧みな言葉使いは最強のものであると言っていいのだろうと思われます。


こうしてさんまさんの能力はいかんなく発揮され、それはもう日本国民の誰もが知るところですが、当のご本人は「まだまだ、こんなものじゃない」と思っているかもしれません。

金星が位置するふたご座22度のサビアンシンボルは「田舎踊り」です。さんまさんは21度に続き、この22度のサビアンシンボルも持っているのですが、この位置は21度で体感した興奮を冷ます段階になります。
デモを起こすという形で自身の能力を最大限発揮したふたご座は、心身の疲労がピークを越え、精も根も尽きてしまいます。そうなるともう、何もする気も起きず、ただただ休みたいと考えます。

人は忙しい毎日を繰り返していると、ゆっくりしたい、休みたいと思います。都会暮らしに疲れたら、田舎で季節の移ろいを感じながら静かに暮らしたいと願います。
田舎暮らしの原題は「A barn dance」で、これはフォークダンスという意味になります。和風に言い換えれば盆踊り、といったところでしょう。

都会でデモを起こしたふたご座は田舎へ戻り、盆踊りに参加したり花火大会を見に行ったりして、子供のころの記憶を懐かしみます。そうした原体験を重ねていくことで、少しずつ自分のなかにエネルギーを再び蓄えていくのです。
そしてそのあとふたご座は自分にとって不要な物は捨て、やるべきことのみに集中していきます。そこがふたご座の真骨頂。つまり21度で見せたデモは、雑多なものが含まれた荒削りの力だったのです。

いままでたくさん私たちに笑いを届けてくれたさんまさんですが、その思いは減るどころか増す一方で、「もっと笑ってもらうにはどうしたらいいか」と四六時中考えているのではないでしょうか。
飽くなき探求心が、さんまさんのなかにはあるように思われます。


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さんまさんのサビアンシンボルを読み解く前に、4つのポイントを挙げました。そのうちのふたつ「気配りの素晴らしさ」「世話好き」に通じるシンボルを、やはりさんまさんはお持ちでした。

太陽がいるかに座9度のサビアンシンボルは、「水の中の魚へと手を伸ばす、小さな裸の少女」です。
女の子は水のなかで自由に泳ぐ魚が気になって、思わず手を水のなかへと伸ばしています。もう少し前のめりになったら落ちてしまうほどに。

このなかの魚とは他者のことであり、少女はこのシンボルの持ち主のことを指します。つまりこの度数に星がある人物は、相手のことを理解しようと何かと努力を惜しまない性格であることを教えてくれています。


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